おはようございます。
生き生き箕面通信244(090723)をお届けします。
・当面は「現実路線」でやむなし
民主党が7月22日に明らかにした「2009政策集(インデックス)」は、極めて「現実路線」の色彩が濃いものとなりました。政権を運営するとなると、外交政策は相手国があることから継続性が求められるのはやむを得ず、政策転換は緩やかにならざるを得ないですよね。ある程度時間をかけて、徐々に本来のめざすべき方向へ転換していくようにしましょう。
「09政策集」は、衆院選政権公約(マニフェスト)の基になるもので、主なものは①外交・安保は「現実路線」②与党議員で新政府税調を設ける③市町村を強化し、地域主権国家を樹立――などです。
このうち「外交・安保の現実路線」は、(a)海賊対策は海上保安庁の主務とし、対応が困難な場合は自衛隊を派遣(b)新時代の日米同盟を確立する。日米地位協定の見直しを提起する、などです。地位協定の見直しは、これまで「抜本的な改定に着手する」としていたのを、「改定を提起」に緩めました。在日米軍の駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に関しては、直接の言及を避けています。インド洋での給油活動も、選挙中は「あいまい政策」で争点化を避ける戦術。
ボクは、この「現実路線」と「あいまい政策」、つまりマヌーバー方式は許されると思っています。「政権を争うのだから、争点を明確にして、自公政権とどちらかがいいかを選択してもらう」というのは、一見正しいのですが、政権をとるためにはどんな戦術がより有効かを考えてプラグマティックに採択する必要があります。ただし、政権奪取後は、本来の政策に戻るという高等戦略を駆使できることが前提です。
目の前の現実は激しく動いています。近々、「武器輸出3原則緩和」の提言も首相懇談会から出されるようです。いままで「のほほん」と能天気にきたきらいがありますが、もう自立しなければ永久に属国のままです。私たち自身も政策立案能力を持つくらいの努力が必要のようです。
生き生き箕面通信244(090723)をお届けします。
・当面は「現実路線」でやむなし
民主党が7月22日に明らかにした「2009政策集(インデックス)」は、極めて「現実路線」の色彩が濃いものとなりました。政権を運営するとなると、外交政策は相手国があることから継続性が求められるのはやむを得ず、政策転換は緩やかにならざるを得ないですよね。ある程度時間をかけて、徐々に本来のめざすべき方向へ転換していくようにしましょう。
「09政策集」は、衆院選政権公約(マニフェスト)の基になるもので、主なものは①外交・安保は「現実路線」②与党議員で新政府税調を設ける③市町村を強化し、地域主権国家を樹立――などです。
このうち「外交・安保の現実路線」は、(a)海賊対策は海上保安庁の主務とし、対応が困難な場合は自衛隊を派遣(b)新時代の日米同盟を確立する。日米地位協定の見直しを提起する、などです。地位協定の見直しは、これまで「抜本的な改定に着手する」としていたのを、「改定を提起」に緩めました。在日米軍の駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に関しては、直接の言及を避けています。インド洋での給油活動も、選挙中は「あいまい政策」で争点化を避ける戦術。
ボクは、この「現実路線」と「あいまい政策」、つまりマヌーバー方式は許されると思っています。「政権を争うのだから、争点を明確にして、自公政権とどちらかがいいかを選択してもらう」というのは、一見正しいのですが、政権をとるためにはどんな戦術がより有効かを考えてプラグマティックに採択する必要があります。ただし、政権奪取後は、本来の政策に戻るという高等戦略を駆使できることが前提です。
目の前の現実は激しく動いています。近々、「武器輸出3原則緩和」の提言も首相懇談会から出されるようです。いままで「のほほん」と能天気にきたきらいがありますが、もう自立しなければ永久に属国のままです。私たち自身も政策立案能力を持つくらいの努力が必要のようです。