生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信224 ・新聞をもっと面白くするために

2009-07-03 20:13:28 | 日記
今朝、ブログをアップしたのですが、行方不明になりましたので、再送せざるを得なくなりました。ご了承をお願いします。

おはようございます。
生き生き箕面通信224(090703)をお届けします。

・新聞をもっと面白くするために
 日本はもちろん世界の歴史が大きく流れを変えようという「面白い時代」になってきました。この
時代の流れをセンス良くとらえて記事にすれば、「生きた歴史」を読んでもらえる新聞になると思い
ます。ところが、その「面白い新聞」をみずから、面白くなくしているのが実態だと感じます。惜しい
ことです。

 第一、いま政治のニュースといえば、毎日、毎日、解散はいつだ、総選挙はどうなる、という
ばかりで、コップのなかのやっさもっさの書き流し、垂れ流しが目立ちます。選挙は国の政治の
方向を決めるのが目的ですから、それにそう材料を提供することに懸命でなければならないはず。
そうした鋭い、面白い時評、ジャーナリズム精神あふれる記事は見当たらない。政治記者の
目線が低い次元にとどまり、この国の姿に対する熱い、それでいながら冷静な思いが少しも
感じられない。

 来年は、1960年に成立したいわゆる「60年安保」からちょうど半世紀。しかし、同条約と
同時に結ばれた「日米地位協定」は、不平等のまま、日々多くの問題のうえに実効力を発揮し
続けています。そもそも半世紀も経つのですから、周囲の情勢も大きく変わっています。米ソ
対立を前提にした安保条約は、冷戦終結の情勢を受けて、根本的に見直すべきですが、
そうした問題を提起することも怠っています。これではジャーナリズム消滅ですし、そんな新聞が
面白くないのは当然です。逆にいえば、きちんと問題を提起できれば、非常に面白い新聞が
できるのですが。

 もっといえば、「アメリカにもの申す」というジャーナリズムです。アメリカのやってきたことは、世界を
物騒にしていることが多すぎはしませんか。冷戦が終結したら、本来、「平和の配当」を享受で
きていて当たり前のはずです。軍事予算に回していた膨大なおカネが、世界の平和の構築、
経済的に恵まれなかった人のもとに届くはずでした。しかし、現実はアメリカが戦争を追及し、
むりやりテロとの戦争だ、といいつのってきました。そして、本当にテロを誘発するようなことばかり
してきました。

 日本はその後ろについてやってきましたが、もうこの辺でいいではないですか。やはり「アメリカさん、
それはおかしいですよ」とモノ申しましょう。その道は、険しく、辛いこともあると思いますが、日本が
本当の日本になるには、いまその選択をすべきだと考えます。それが新聞を面白くする方法なの
ですが、どうも同意は得られないですかね。