生き生き箕面通信

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160817  ・「伊方原発は福島のようにはならない、とはっきり言っておきます」という中村・愛媛県知事

2016-08-17 11:01:45 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信160817(2762)をお届けします。

・「伊方原発は福島のようにはならない、とはっきり言っておきます」という中村・愛媛県知事

 伊方3号機の原発が再稼働したとき、中村時弘・愛媛県知事は「福島と同じことが起こることはない、とはっきり申し上げておきたい」とコメントしました。なんというあさはかな知事でありましようか。そのとき、事故がおきればたちまちダウンうることは、はっきりしています。おそらく、四国電力から相当のものが運び込まれたのではないでしょうか。そうでなければ、この「はっきり」が説明のしようがありません。

 中村氏の経歴をひもとくと、慶応大学から三菱商事に入り、松山市長を3期続けています。座右の銘は、「至誠通天」だそうです。この学歴から言えば、「はっきり」の意味はよくわかるはずです。カネは、人間の目を曇らせるものです。中村知事も、通常ならこんなバカげたことをいうはずもありません。しかし相当のものを握らせると、つい違う方向へいってしまいます。

 伊方原発は佐田岬の付け根にあり、その西側は付け根から反対にあって逃げ場がありません。そこに5000人。さらには愛媛県などには12万人。しかも、この地域には、中央構造線が走っています。その伊方原発に、最も危険なプルサーマル原発が置かれています。このおそろしいMOX燃料は、どれほどひどい害を与えるか。

 原子力の元委員長が、「伊方は最も危険な原発だ」と言いました。それでも、中村知事は「だけど、エネルギーが大事だもん」と、ダダをこねています。