おはようございます。生き生き箕面通信160803(2749)をお届けします。
・事業規模28.1兆円のアベノミクスは、やればやるほど経済低迷
安倍内閣が昨日8月2日に提案したアベノミクス28.1兆円の追加投資は、やればやるほどその底辺から地獄の底が見え隠れして、危険です。
28.1兆円の大型経済対策は、たとえば読売新聞の本日の社説ですら、「問われるのは規模より中身だ」というそっけないものでした。中身も、「低所得者に一人当たり1万5千円を現金給付する事業は、問題が多い」という指摘です。消費増税の今後2年半分を一括で渡すというのは、それがこれで打ち止めとなるなら、「買い物より貯蓄に回すのが自然だろう」という見方です。
こんな調子なら、安倍首相が「今度こそデフレ脱却を実現するため、アベノミクスのエンジンを最大限ふかす」と宣伝し、公約しましたが、先はとっくに分かっているはずです。
朝日新聞もおなじく本日8月2日に、「『抜け道』頼みの危うさ」と題して、「『抜け道』はほかにもある。財政投融資の大盤振る舞いだ」とし、その筆頭に「JR東海のリニア新幹線」などを上げています。これらはすべて借金です。わたしたちより下の世代に、その借金分はつけ回しされます。安倍首相は、「今回のテーマは、『未来への投資』」と言いましたが、実態は「未来への負債」です。
結局、次の世代は成長を抑制して、自分の世代にあった政策を図るべきです。それをどの政党がはやく打ち出すか、それをこそ見たいものです。