生き生き箕面通信

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1991 ・韓国公共放送のKBSは社長解任を決議――日本の公共放送NHKは見習うべき

2014-06-06 07:26:28 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信1991(140606)をお届けします。

・韓国公共放送のKBSは社長解任を決議――日本の公共放送NHKは見習うべき

 韓国のNHKにあたる公共放送KBSの理事会は昨日6月5日、吉桓永(キルファンヨン)社長の解任を決議したと伝えられました。

 大統領府が旅客船事故の報道内容などについて圧力をかけ、吉社長もそれに応じたとして、労組が辞任を求めてストに突入、野党推薦理事が解任決議案を提出していたものです。

 ただ、決議には拘束力がないため、実際に解任されるかどうかは任命権者の朴槿恵(パククネ)大統領の判断にかかっています。朴大統領は受け入れざるを得ない状況のようです。

 先月5月には同社の報道局長、金時坤(キムシゴン)氏が旅客船事故に伴う不適切発言で辞任に追い込まれました。その金氏が、「社長が報道内容に介入してきた」と暴露発言をしたことも労組側を硬化させました。

 2年前の2012年には、同国第2のキーステーション、MBCの労組が、「政府・与党寄りの報道を強いている」として社長退陣を求めて無期限ストに突入したこともありました。

 韓国では、テレビ放送労組が、公正な報道を守ろうと闘っています。

 他方、日本はどうでしょうか。NHKにも労組はありますが、ご多聞に漏れず、御用組合化しています。安倍首相押しつけの籾井勝人会長がどんなにとんでもない人物であっても、黙って受け入れています。金玉など持ち合わせがないようです。

 日本の報道界は、危機的状況です。