生き生き箕面通信

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1990 ・STAP細胞の「論文撤回」に成功した理研。巨大利権の奪取プログラムは着々進行か

2014-06-05 09:58:08 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信1990(140605)をお届けします。

・STAP細胞の「論文撤回」に成功した理研。巨大利権の奪取プログラムは着々進行か

 STAP細胞の論文を小保方晴子リーダーが撤回することに同意し、これによって研究成果はいったん白紙に戻る結果が生じました。この白紙状態に戻すことこそ理研側が狙っていたことだったとみます。

 その理由は、理研が「STAP細胞の存在」を一度も否定していないことです。「これから1年かけて検証する」と言っており、もし検証の結果、存在が証明出来たら? その時の”功労者”は、当然、理研側になるのでしょう。少なくとも小保方さんではないですよね。論文を撤回したのですから。

 小保方さんの代理人である三木秀夫弁護士は、「同意しなければ懲戒解雇処分を受け、再現実験に参加できなくなる。仕方なかった」と、やむなく論文撤回をせざるを得なかった事情を説明しています。付け加えて、「STAP細胞があるとの事実がなくなるわけではない」とも語っています。

 一連の動きを振り返ってみると、おかしなことがいくつもあります。まず、理研が小保方さん一人を”論文不正”の悪者に仕立て上げることに異常な力を入れたことです。STAP細胞の研究は、小保方さん一人でやったわけではなく、チームを組んでいます。優れた研究者が、上司にもなっていました。

 ところが、その上司たちは、早々と「論文撤回」の意思を表明しました。この時点で、上司たちに相当強い圧力がかかっていたものと見ます。上司たちも、自分の立場を守るために、「やむを得なかった」ということでしょう。

 いずれにせよ、「再現実験」に携わり続けるためには、いったん論文撤回の要求に応じるほかなかった。最後まで撤回に反対していたハーバード大のバカンティ教授も、小保方さんの追い詰められた事情を知るに及んで、やむなく同意したというところだと思います。

 問題は今後です。再現実験において、小保方さんが正当な役割できちんと実験に当たれるかどうか。

 野依良治・理研理事長は、3300万円の不正脱税問題が表面化しましたが、直ちにもみ消しに動き、強引に蓋をすることに成功しました。野依理事長には、以前から理研の理事長としてはふさわしくない、胡散臭い人物という評が根強くあります。怪しいことにも手を付け、ばれそうになるとあらゆる手をつかって抑え込む。科学者というより、ごろつきというレッテルがよくお似合いなんです。

 もっとも、日本国の総理大臣のいすに座っている安倍晋三という男も、NHKの会長職につかせてもらった男も、いかがわしいごろつきもどきであることに変わりはありません。日本中が、いかがわしい人物で抑えられるような時代といえるでしょうか。

 話がそれました。野依・理研は、何が何でもSTAP細胞に伴う利権を手中に収めたいようです。おいしい利権を手に入れるためなら、少々荒っぽいことも辞さない。そんな山っ気の塊が、野依という人物だと言えるのではないでしょうか。

 当面は、理研が小保方さんにどんな処分を出すか、が注目です。とくに、再現実験に加えることを許すかどうか。