おはようございます。
生き生き箕面通信1384(120923)をお届けします。
・輿石幹事長続投で解散先送りが決定――政界再編成も必至か
再選された野田首相は、党運営の要である幹事長には引き続き輿石氏を起用するハラを固め、輿石氏も受けると伝えられています。
首相が自民、公明の代表と約束した「近いうち解散」について、輿石氏は「こだわる必要はない」と繰り返してきました。一国の首相が約束したことを、あっさりと反故にして見せたのです。だから、その続投は、党内外に「解散先送り」のメッセージを意味し、選挙地盤が弱く「民主党のままでは戦えない」と総選挙に浮き足立つ党内の離党予備軍を鎮める効果があります。
その代わり、3党合意が反故にされるわけだから、国会審議はことごとく参院でストップし、国政が停滞する見通しが濃厚です。
それを、どう打開するのか。野田首相の頭の中にあるのは、おそらく自民・公明党との連立をにらんだ政界再編でしょう。しかし、自民党が、落ち目の民主党と手を組むかは、極めて疑問です。ただ、自民党が仮に政権を奪還できたとしても、国会運営が困難な状況は変わらない。
となれば、やはり連立方式を含む再編成しかないということになります。
その場合、どの軸を中心に再編するかですよね。総選挙の争点は、消費税、原発政策、尖閣・竹島など領土問題、TPP(環太平洋経済連携協定)をはじめとする経済政策およびアメリカとの関係など、多岐にわたります。
日本全体が「右傾化」するなかで、私たちは「日本をどうすべきか」よく考えて投票することが求められています。
昨日9月22日、大阪・豊中で「緑の党」のお披露目が行われましたが、この党は伸びしろが大きいのかもしれませんが、まだまだこれからといった印象でした。「緑の党」が日本でも結党されましたが、次の衆院選には候補を立てることができず、来年の参院選に焦点を合わせています。
「日本維新の会」も、全国的には失速する兆しが見られます。「維新」のから騒ぎにはうんざりです。
小沢一郎氏が率いる「国民の生活が一番」党は、大手メディアからは無視されている感じですが、ネットなどを通じて着々と地歩を固めています。ぼくは依然、この勢力に期待をつないでいます。