昨日は配信ができていなかったようです。再配信させていただきます。
おはようございます。
生き生き箕面通信1370(120909)をお届けします。
・NHKの日本隷従化ドラマ――吉田茂伝
なぜ、いま吉田茂なのでしょう?
NHKの土曜スペシャル「負けて、勝つ」が昨日9月8日から全5回シリーズ
で始まりました。吉田茂役は、皮肉なことに「ラストサムライ」の渡辺謙です。
番組前宣伝には、「戦後を創った男、吉田茂の激動の日々!GHQと対等
に渡り合った誇り高き日本人たち」とあります。まるで、吉田茂が「ラストサ
ムライ」と言わんばかりです。
しかし、本当に対等に渡り合ったのでしょうか。誇り高き日本人を貫き通し
たのでしょうか、吉田茂という男は。
この疑問に答えるためには、まず吉田茂の出自を知っておく必要があり
ます。そのうえで、戦後日本の形を創った吉田内閣時代、昭和23年から
29年までの最も重要な時期に何を決めたのか、を検証することが欠かせ
ません。
吉田の出自については、植草一秀氏のブログ「知られざる真実」(340
号=9月8日)にマッド・アマノ氏の記述として簡潔にまとめたものがあり
ますので、そこから転用します。吉田はもとは竹内姓ですが、横浜の富
裕な貿易商、吉田健三の養子となり、健三の急死後、まだ11歳だった
吉田茂に莫大な遺産が残された。健三は、英国商社ジャーディン・マセ
ソン商会の横浜支店長で、日本政府を相手に軍艦や武器、生糸の売買
でめざましい業績をあげた。ジャーディン・マセソン商会は国際巨大財閥
ロスチャイルド系です。
吉田茂は長じて、大久保利通の次男、牧野伸顕伯爵の長女、雪子と
結婚。雪子は米国駐日大使ジョセフ・グルーの妻アリスとは幼なじみで
あり、アリスからさまざまな影響を受けていた。アリスはペリー提督の末
裔であり、アリスの母の旧姓はキャボット。黒人奴隷売買と麻薬売買で
富を築いた悪名高きキャボット一族です。
ジャーディン・マセソンは明治維新に裏で深くかかわった「陰の支配者」
と見られており、歌劇「マダム・バタフライ」で知られる長崎のグラバー商
会は、ジャーディン・マセソン商会長崎代理店でした。
日本政府は、占領軍が進駐後すぐに米兵用の国営「慰安施設」を作っ
て提供しましたが、いわゆる「オンリー」や「パンパン」はドラマの中でも一
部描かれていました。このように、政府は至れりつくせり、マッカーサーに
すり寄ったのでした。
その中で、自主独立を守ろうとしたのが、ミズリー戦艦上で降伏文書に
署名した重光葵外相です。命がけで外交交渉にあたり、公用語を英語に
しようとした政策を阻止して日本語を守り、通貨をドルにしようとしたことも
阻止して「円」を守りました。それが、マッカーサーに煙たがられ、追放さ
れて後任の外相に吉田茂が就任しました。
その後、吉田茂が総理大臣となり、マッカーサーの庇護のもと、マッカ
ーサーのペットとして長期政権を維持することができました。その間に、
吉田茂一人だけが別室で秘密裏に署名したのが「日米安保条約」でした。
これが、日本のアメリカ隷属の法的根拠としていまに続いています。
いま、なぜ吉田茂なのでしょうか。NHKのホームページには「この企画
がスタートしたのは2010年だった」とあります。総選挙で政権交代が実現
したのが、2009年。その時は、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏が主導権をと
りました。アメリカと、アメリカに追随する政治家、官僚らは、焦ったことで
しょう。なんとかしなければならない。小沢排除のさまざまなえん罪を仕掛
ける一方、国民を広く洗脳する教材が立案されたと見ることができます。
NHKを使い、戦後いかにアメリカが日本のためになる役割を果たしたか、
それを吉田がどのくらいがんばったか、を改めて日本人の頭に刷り込む。
つまり、あと4回かけて丁寧に徹底的に、ニセの「現代史」を刷り込むわ
けです。しかし、アメリカ隷従の実態は次第に明らかになってきています。
アメリカと、アメリカ隷従派には焦りが見られます。私たちは、自分の国の
正しい「現代史」をきちんと学び直す必要があります。そして、総選挙では、
「維新の会」などのインチキ政党に惑わされず、正しい選択をしましょう。
私たちには、次世代に誇り高き真の「日本」を引き継ぐ責務があります。
おはようございます。
生き生き箕面通信1370(120909)をお届けします。
・NHKの日本隷従化ドラマ――吉田茂伝
なぜ、いま吉田茂なのでしょう?
NHKの土曜スペシャル「負けて、勝つ」が昨日9月8日から全5回シリーズ
で始まりました。吉田茂役は、皮肉なことに「ラストサムライ」の渡辺謙です。
番組前宣伝には、「戦後を創った男、吉田茂の激動の日々!GHQと対等
に渡り合った誇り高き日本人たち」とあります。まるで、吉田茂が「ラストサ
ムライ」と言わんばかりです。
しかし、本当に対等に渡り合ったのでしょうか。誇り高き日本人を貫き通し
たのでしょうか、吉田茂という男は。
この疑問に答えるためには、まず吉田茂の出自を知っておく必要があり
ます。そのうえで、戦後日本の形を創った吉田内閣時代、昭和23年から
29年までの最も重要な時期に何を決めたのか、を検証することが欠かせ
ません。
吉田の出自については、植草一秀氏のブログ「知られざる真実」(340
号=9月8日)にマッド・アマノ氏の記述として簡潔にまとめたものがあり
ますので、そこから転用します。吉田はもとは竹内姓ですが、横浜の富
裕な貿易商、吉田健三の養子となり、健三の急死後、まだ11歳だった
吉田茂に莫大な遺産が残された。健三は、英国商社ジャーディン・マセ
ソン商会の横浜支店長で、日本政府を相手に軍艦や武器、生糸の売買
でめざましい業績をあげた。ジャーディン・マセソン商会は国際巨大財閥
ロスチャイルド系です。
吉田茂は長じて、大久保利通の次男、牧野伸顕伯爵の長女、雪子と
結婚。雪子は米国駐日大使ジョセフ・グルーの妻アリスとは幼なじみで
あり、アリスからさまざまな影響を受けていた。アリスはペリー提督の末
裔であり、アリスの母の旧姓はキャボット。黒人奴隷売買と麻薬売買で
富を築いた悪名高きキャボット一族です。
ジャーディン・マセソンは明治維新に裏で深くかかわった「陰の支配者」
と見られており、歌劇「マダム・バタフライ」で知られる長崎のグラバー商
会は、ジャーディン・マセソン商会長崎代理店でした。
日本政府は、占領軍が進駐後すぐに米兵用の国営「慰安施設」を作っ
て提供しましたが、いわゆる「オンリー」や「パンパン」はドラマの中でも一
部描かれていました。このように、政府は至れりつくせり、マッカーサーに
すり寄ったのでした。
その中で、自主独立を守ろうとしたのが、ミズリー戦艦上で降伏文書に
署名した重光葵外相です。命がけで外交交渉にあたり、公用語を英語に
しようとした政策を阻止して日本語を守り、通貨をドルにしようとしたことも
阻止して「円」を守りました。それが、マッカーサーに煙たがられ、追放さ
れて後任の外相に吉田茂が就任しました。
その後、吉田茂が総理大臣となり、マッカーサーの庇護のもと、マッカ
ーサーのペットとして長期政権を維持することができました。その間に、
吉田茂一人だけが別室で秘密裏に署名したのが「日米安保条約」でした。
これが、日本のアメリカ隷属の法的根拠としていまに続いています。
いま、なぜ吉田茂なのでしょうか。NHKのホームページには「この企画
がスタートしたのは2010年だった」とあります。総選挙で政権交代が実現
したのが、2009年。その時は、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏が主導権をと
りました。アメリカと、アメリカに追随する政治家、官僚らは、焦ったことで
しょう。なんとかしなければならない。小沢排除のさまざまなえん罪を仕掛
ける一方、国民を広く洗脳する教材が立案されたと見ることができます。
NHKを使い、戦後いかにアメリカが日本のためになる役割を果たしたか、
それを吉田がどのくらいがんばったか、を改めて日本人の頭に刷り込む。
つまり、あと4回かけて丁寧に徹底的に、ニセの「現代史」を刷り込むわ
けです。しかし、アメリカ隷従の実態は次第に明らかになってきています。
アメリカと、アメリカ隷従派には焦りが見られます。私たちは、自分の国の
正しい「現代史」をきちんと学び直す必要があります。そして、総選挙では、
「維新の会」などのインチキ政党に惑わされず、正しい選択をしましょう。
私たちには、次世代に誇り高き真の「日本」を引き継ぐ責務があります。