生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1372 ・混迷から希望は生まれるか

2012-09-11 06:56:13 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1372(120911)をお届けします。



・混迷から希望は生まれるか



 日本はズブズブと混迷の深みにはまっていっています。民主党も、自

民党も、しっちゃかめっちゃか。橋下徹という競争社会促進男が「日本

維新の会」などといううさんくさい政党で、やはりしっちゃかめっちゃか

踊っています。民主、自民のいわゆる二大政党がそれぞれ進めている

代表選は、混迷を乗り越えて新しい希望を招き寄せる期待は持てませ

ん。週刊誌のネタが元で自殺する現役金融相のありようが、端的に混

迷を象徴しているように感じます。政界再編成が必要ですが、再編成ひ

とつ、ダイナミックさに欠けます。日本は落ちるところまで落ちるほかない

のでしょうか。



 

 仮に野田氏が勝とうが、石原伸晃氏が勝とうが、どちらにしろ財務省

に操られるパペットにすぎません。そして、どちらもアメリカのペットです。

野田氏はとっくに財務省にも、アメリカにも魂も売り渡していました。石

原にも同じ運命です。



 昨夜10時からのNHK「プロフェッショナル」で、高倉健が自らが主演し

た映画「あなたへ」で共演した大滝秀治について、「誰かが『仏像のよう

な顔をしている』っていってた」と語っていました。大滝の仏像のような

「神々しい顔」を目標にするような口ぶりに聞こえました。野田氏は、国

民に平気でウソをつき、国民を裏切ってなんらはばかることがない。石

原氏はいまだに親の七光り的なジジ殺しの処し方が得意技だけ。いず

れも「自分の生活が一番」です。「国民の生活が一番」という政治家とし

ての基本からは、程遠い。仏像のような「神々しい顔」からも、程遠い。



 本日9月11日は、東日本大震災・福島原発事故からちょうど1年半。

野田政権は、なんとか原発を再稼働させ、あわよくば原発政策を継続、

進展させようと目論んでいます。原発事故から何の教訓も学ぶことなく、

国民に危険を押しつけて平気な首相をいただかざるを得ない私たちの

みじめな不幸。



 「あなたへ」で共演したビートたけしは、高倉健を「孤独感を深めたた

たずまい」と評していました。かつては任侠映画で爆発的な人気を得た

高倉健ですが、いまは孤愁を伴う一種のすがすがしさを漂わせている

ように見受けます。そこには、たとえ孤独でも、己の信じる道をひたすら

貫こうとする潔さが感じられます。そうした潔さは、野田氏にも、石原氏

にも、みじんも感じられません。