おはようございます。原発事故現場で復旧作業にあたっていた東電の社員が2人死亡した事実を、東電が隠し、朝日も読売も隠し続けています。メディアはどこまで堕落するのでしょうか。
生き生き箕面通信849(110404)をお届けします。
・笑止千万、朝日元論説主幹の”上から目線”
朝日新聞の元論説主幹、若宮啓文氏が売り物のザ・コラムで、「9・11しのぐ文明への影響」と題して福島原発の事故を4月3日の朝刊で取り上げていました。
結論の結びの文章はこうでした。「政治のもつ本来の重さに政治家も社会もいよいよ目覚める時なのだ。首相も与野党のりーだーたちも、まずは虚心になって最善の道を考えてほしい。皆が必死になって危機と取り組むことで、ヤワな政治を鍛えていくしかあるまい。それでなければ、3・11後の日本に希望はない」と。
なんという素晴らしい上から目線のお説教でしょう。なんという豊かな内容のコラムでしょう。とでもいうべきでしょうか。「政治家も社会もいよいよ目覚める時なのだ」と書いたのは、「お前たちはいまだに目覚めることもなく惰眠をむさぼっているのだぞ。わしが指摘してやったから、目を覚ませ」とおっしゃっていらっしゃる。
さらに「皆が必死になって危機と取り組むことで、ヤワな政治を鍛えていくしかあるまい」と断じたのは、「お前たちはいまだにちゃらんぽらんで必死になっておらんぞ。ヤワな政治にかまけておるではないか。そんなことでは日本に希望はないぞ」と、ありがたくも指摘してくださっている。
その反面、若宮氏地震の核となる提言は「無」でした。
朝日の論説主幹をはってきた見識十分の若宮さんにうかがいたいのは、「東日本の復興に対し、大きなデザインを描くべき基本的な考え方はどうあるべきでしょうか」です。たとえば、「21世紀のモデルになるような再生エネルギーによる緑豊かな東日本をめざすべき」とか、「自然エネルギーだけによる国際貿易都市の建設」など、何かそれらいい言葉があってしかるべきコラムのはずです。そうした前向きの提唱がひとつもなく、あるのは偉そうなお説教だけ。なんとも空疎なコラムであったことです。
新聞のお粗末化、空疎化は朝日にとどまりません。読売はもっと以前から「大政翼賛会型の新聞」に堕していました。いまのナベツネ氏が牛耳っているかぎり、まともな新聞に立ち戻ることは望めません。マスメディアでかろうじて頑張っているのは、毎日新聞くらいだとされています。
テレビもひどい。NHKも、今回の原発事故の解説に関村直人・東大大学院教授を使い続けましたが、本当に知らせるべきまともな解説はひとつもしないで、起こっている現象をただ繰り返しているだけ。”御用学者”の見本を見せ続けてくれました。NHKも読売とさして変わらない「大本営発表」をひたすら忠実に流し続け、結果的に「大政翼賛会型」の報道に堕してしまいました。
日本のジャーナリズムが、この1、2年とくにおかしくなってきています。私たちは自分の身を守るためにも、メディアを見切る力を養う必要が求められています。そうでなければ、もって瞑すべし、です。
生き生き箕面通信849(110404)をお届けします。
・笑止千万、朝日元論説主幹の”上から目線”
朝日新聞の元論説主幹、若宮啓文氏が売り物のザ・コラムで、「9・11しのぐ文明への影響」と題して福島原発の事故を4月3日の朝刊で取り上げていました。
結論の結びの文章はこうでした。「政治のもつ本来の重さに政治家も社会もいよいよ目覚める時なのだ。首相も与野党のりーだーたちも、まずは虚心になって最善の道を考えてほしい。皆が必死になって危機と取り組むことで、ヤワな政治を鍛えていくしかあるまい。それでなければ、3・11後の日本に希望はない」と。
なんという素晴らしい上から目線のお説教でしょう。なんという豊かな内容のコラムでしょう。とでもいうべきでしょうか。「政治家も社会もいよいよ目覚める時なのだ」と書いたのは、「お前たちはいまだに目覚めることもなく惰眠をむさぼっているのだぞ。わしが指摘してやったから、目を覚ませ」とおっしゃっていらっしゃる。
さらに「皆が必死になって危機と取り組むことで、ヤワな政治を鍛えていくしかあるまい」と断じたのは、「お前たちはいまだにちゃらんぽらんで必死になっておらんぞ。ヤワな政治にかまけておるではないか。そんなことでは日本に希望はないぞ」と、ありがたくも指摘してくださっている。
その反面、若宮氏地震の核となる提言は「無」でした。
朝日の論説主幹をはってきた見識十分の若宮さんにうかがいたいのは、「東日本の復興に対し、大きなデザインを描くべき基本的な考え方はどうあるべきでしょうか」です。たとえば、「21世紀のモデルになるような再生エネルギーによる緑豊かな東日本をめざすべき」とか、「自然エネルギーだけによる国際貿易都市の建設」など、何かそれらいい言葉があってしかるべきコラムのはずです。そうした前向きの提唱がひとつもなく、あるのは偉そうなお説教だけ。なんとも空疎なコラムであったことです。
新聞のお粗末化、空疎化は朝日にとどまりません。読売はもっと以前から「大政翼賛会型の新聞」に堕していました。いまのナベツネ氏が牛耳っているかぎり、まともな新聞に立ち戻ることは望めません。マスメディアでかろうじて頑張っているのは、毎日新聞くらいだとされています。
テレビもひどい。NHKも、今回の原発事故の解説に関村直人・東大大学院教授を使い続けましたが、本当に知らせるべきまともな解説はひとつもしないで、起こっている現象をただ繰り返しているだけ。”御用学者”の見本を見せ続けてくれました。NHKも読売とさして変わらない「大本営発表」をひたすら忠実に流し続け、結果的に「大政翼賛会型」の報道に堕してしまいました。
日本のジャーナリズムが、この1、2年とくにおかしくなってきています。私たちは自分の身を守るためにも、メディアを見切る力を養う必要が求められています。そうでなければ、もって瞑すべし、です。