生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信268 ・武力に頼らない平和構築路線の選択をしよう

2009-08-18 06:34:24 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信268(090818)をお届けします。

・武力に頼らない平和構築路線の選択をしよう
 衆院選は本日公示され、30日の投開票日深夜から31日にかけて、新しい勢力分野が確定します。果たして前評判どおり、民主党中心の政権交代が行われるのか。その通りになったとしたら、民主党中心の政権は、「この国の形」を本当に有権者の意向に沿った方向で形成していけるのか。

 まず、根本は国の防衛・安全保障にどう取り組むか。国の安全がなければ、社会保障も年金、介護もないことは、先の戦時下に照らしても明らかです。

 では、武力で安全を確保するのか。それなら、隣の北朝鮮と対抗するためには、非核3原則の見直しも視野に入れる必要が出てきます。それとも、専守防衛を堅持するのか。つまり、他国との紛争解決は武力に頼らず、あくまでも「話し合い」によるとし、防衛体制は戸締りにとどめる、というものです。

 民主党の防衛大臣に擬せられている長島昭久氏(民主党「次の内閣」防衛大臣)は、「民主党政権で日本は守れますか」という直撃インタビュー記事(正論8月号)で、むしろ「力による平和」に傾いています。主な主張は
 ①国連に頼るのではなく、日米韓がスクラムを組み、北朝鮮に内実を伴うプレッシャーをかけることが重要
 ②日米同盟が空洞化してきた今こそ集団自衛権の行使について検討をはじめなければならない
 ③北朝鮮が2012年の節目の年までに核と弾道ミサイル開発を全廃するよう交渉し、それでも態度が変わらなかったら、その時点で敵基地攻撃力を持つ
 ④社民党との連立は、個人的見解としては、「現実問題として難しい」――などとしています。

 「鳩山由紀夫代表自身が、憲法改正論者であり、民主党が現実離れの安保・外交政策しか打ち出せず、北朝鮮問題に手をこまねくとしたら、世論の支持を一気に失い、たちまち政権は崩壊します」とも語っています。

 問題は、国民がこれからの世界平和、その中の日本の平和を、20年先、50年先を考えて、どう選択するかにかかっています。私たちはいま、歯をくいしばっても、平和憲法路線を選択すべきだと考えます。アメリカとの厳しい対立、場合によっては、経済問題でも相当の妨害が行われること、「敵視」される場面もふくめ、平和を貫く国として、世界に高く旗を掲げるべき時期に来ていると思います。世界のなかで「話し合いで平和をすすめようと努力する国」の立ち位置を明確にすべきと訴えます。

郡山 吉雄
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