生き生き箕面通信

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生き生き箕面通信260 ・政権公約は民主が自民より「上」

2009-08-10 06:33:46 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信260(0908010)をお届けします。

・政権公約は民主が自民より「上」
 本日の各紙朝刊は「政権公約の平均点は、民主党が53点で、自民党の47点を上回る」という「21世紀臨調」の採点結果を伝えています。麻生首相が「今度の選挙は『政権選択』ではなく『政策選択』の選挙」と強調していますが、その政策選択でいわば第三者が民主に軍配を上げたことになります。ただ「政権運営について、自民には不満があり、民主には不安がある」という評価があるのも事実です。

 民主党に好意的な評価が多かったのは、政権構想で「脱官僚」と「政府・与党の一元化」などの基本方針を打ち出し、首相直属の「国家戦略局」を新設することで国家的課題に取り組むとした点がとりわけ高く評価されのでした。自民党が主導した政治が半世紀以上続くなかで、いつの間にか官僚に丸投げしたかのような「官僚政治」に堕した状態に陥ったわけですが、自民党はこれから抜け出す策がないのに対し、民主は「しがらみがない」ことから「政治主導の政策決定ができるのではないか」と期待されているようです。

 しかし、問題は「連立政権公約」は明らかではありませんから、実際に政権と取った場合はどうなるのか。最悪のシナリオは、例えば安全保障問題などで社民党との調整が行き詰まり連立崩壊となることです。

 選挙を闘う上では、対立が想定される問題は「隠し倒して、マヌーバーに徹する」方が得策ですから、選挙対策を仕切っている小沢副代表は表に出さないでしょうが、本来は「この国の形」を新たに模索するためにもしっかりと公約して有権者に問うべき筋合いのものです。

 ただ、現在のところ民主有利の状態は続いていますが、投票日まであと20日ほどあります。まだ何か飛び出すか予断は許しません。民主党には、この期間に出される批判や意見を真摯に受け止め、血肉化して「頼りになる政党」に成長してもらいたいものです。