ある気功師・452
外から運び込まれたばかりだった。
ストリートに倒れていた女性だ。
服はボロボロ、髪もボロボロ、何日も身体を洗っていない。
まず身体を洗うところからだ。
髪も洗い、衣服を着させる。
その間も痛みのあまり恐ろしい顔のまま。
もはや食べ物ものどを通らない。
僅かに水を飲んでくれただけだった。
その人と一緒に過ごすのだ。
痛みからうめき声が途切れない。
癌が出ている状態なので、いつ死ぬかもわからない。
ずっと背中をさする事しか出来なかった。
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