水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1124」

2016-12-12 19:21:32 | Weblog



カルテ番号 ら・1(26)

良知和尚は一度寺に帰る事にした。
門外不出の書の予言。
1200年ぶりに日の目をみたのだ。
まさか自分がその時の住職に当たるとは思わなかった。
ある意味、とても満足だった。
そして、とても重大な責任を自覚した。
多くの生命が関わる。
一人でも生き延びる側へ導くのが役目だ。

由緒あっても、小さな寺だった。
それでも歴代は僅かずつでも、財産を蓄えた。
全ては、書に記された時の為に。
それは、寺の最後でもあった。
その全てを使う時がきたのだ。
寺の裏手の土地に、多くの材料を集める。
災害後に建てる材料だ。

食料、衣料、その他の材料。
お金は間違いなく足りない。
どのくらいの人々が信じて来るのかは判らない。
それでも、足りない事だけは確実だった。
足りない中で、知恵を絞るのが役目でもあった。
これからは、本当の宗教の役目になる。
そういう意味では、嬉しさもある。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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