水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1131」

2016-12-19 20:57:40 | Weblog



カルテ番号 ら・1(33)

その夜、良知和尚から電話があった。
災害は地震による津波と判断した事。
寺にある重要な本尊等を移す為の建物を裏の土地に計画している。
その建物は避難する人達を収容できるように、幾つか建てる。
寺を建てるのではなく、住まいを建てる。
寺は無くなってもいいと考えている。

住まいの中に、本尊などがある。
良知和尚は、これこそ仏教の本当の求める姿だと言った。
寺が不必要だとは思わない。
だが、住まいの中に仏教の象徴があるなら理想だ。
災害は厳しく、そして辛い出来事だ。
だが、だからこそ、本当の役目も出来る。
僧侶として本当に役目を果たせる。

風間陽水は、良知和尚を尊敬した。
そして、予言書の人物は自分ではないかもしれない、と言った。
自分ではないが、自分になった、と言った。
良知和尚は、朗らかに笑って言った。
「青龍寺の最後、そして未来が動き出したのです。
それは先生に出会ったからですよ。
予言書の人物はどうでもいいのです。
現在の人物が、先生なのですから」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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