カルテ番号 み・5(33)
院長が軽佻浮薄を目指しているとは思えない。
冗談だか、もっと深い意味があるのかもわからない。
裕子は、そのまま黙って院長の話を聞いた。
「私は見えるモノは有るから役に立つ。
つまり溜めるのは暮らしを楽にすると思います。
もちろん、見えるモノは有限です。
誰かが溜めれば、手にはいらない人がそれだけ増えます。
有限の土地の奪い合いが戦争を生みます。
溜めた国は暮らしが楽になります。
無い人達は、苦しみを伴いさすらいます」
ここで院長は大きく息を吐いた。
それは、ため息にも似ていた。
「この話は、どの位置からするのかで話し方が変わります。
良いとか悪いとかの判断は入れないで下さい。
溜めれば楽になるか、苦しむ、つまり不調になるか、という話です。
例えば食べ物。
沢山あれば楽なのです。
無ければ、とても大変なのです。
目に見えるモノは、溜めると生活が楽になる。
だから・・・争いも無くならないのですが・・・」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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