カルテ番号 ほ・19(21)
本庄瞳は少し考えてからいつもと違う淹れ方をした。
アッサムの葉を熱湯前の湯で開かせる。
ミルクを沸かして、沸騰寸前にアッサムの葉を多めに入れる。
葉が沈み、頃合いを見計らって紅茶こしでカップに注ぐ。
お客様に持っていくと、一目見て言った。
「ロイヤルミルクティーですね。
私の好きな淹れ方です。ありがとう」
こういう人は、打てば響くとでもいうのだろう。
御主人様が目を細めて喜んでいる。
なるほど。
本物の素敵な男同士。
今までの利害関係や商業関係とは違う付き合いなのだろう。
言葉に誠意と飾り気のない素直な気持ち良さがある。
本庄瞳は急に運命が動き出した気がする。
僅かの期間で、御主人様、治療院の院長、そして、この山男。
例えていえば・・・トキメキの男達の世界に係わっている。
自分が贅沢な期間に入っている、と感じた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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