第十三章(7)
心無罫礙 無罫礙故 無有恐怖
いままでの心経の訳には身体が抜けている。
心の部分だけ取り上げていた。
心経は心(精神)分野の経だと思われている。
それは、とても大きな間違いだと思う。
肉体(物質)が無い世界なら魂が主役だ。
だが、この世界(色界)は物質(肉体)が優先する。
心や魂が重要なのは解るが、優先するのは肉体だ。
心や魂が肉体に影響するが、増して肉体が心や魂に影響する。
底の浅い宗教や、宗教まがいの組織の教えは似ている。
精神的正しさを強調した教え。
肉体の無い世界でしか通用しない理屈。
それで肉体を持った衆生やケモノや妖怪は救われない。
心は誤魔化せるが、肉体は誤魔化せないのだぜ。
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