第十四章(4)
遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃
誰かが言ってたなぁ。
「生死即涅槃」ついでに「煩悩即菩提」
こっちのほうがワシの性に合っている。
愚かな衆生のワシには合っている。
そして、ブッちゃんはワシ等の為に説いてくれた。
生きていれば、そこは涅槃でもある。
気づくか、気づかないかの違いだ。
特別な修行も精進も必要ない。
魂は自然に柔らかくなる。
何度も生死を繰り返して。
それでも、苦しむのは嫌だろう。
それを観るのも、忍びない。
だからブッちゃんは経を説いた。
涅槃の悦びを少しでも味わえるようにと。
要は本人次第なのだ。
だから、万人に万物に経は活かせる。
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