国の宝でもあった生駒山。
頂上を削られ、結界を壊された。
この国は聖地を排除する力が働いている。
それでも生駒山は山全体が聖地だ。
まだ浄化の力は残っている。
山頂を削られたのと関係あるのかも知らないが、
小さな御瀧場には水が落ちていなかった。
この山は・・・中に何かあるかもしれない。
山の内部、地の内部に、何かがある。
ワシは歩きながら、そう感じていた。
1350年前の記録がある。
龍に乗り、空から生駒に何者かが降りた。
龍は空飛ぶ乗り物だろう。
降りたのは人間だったか、宇宙人だったか。
あるいは・・・役の小角(行者)だったか。
(年代的には小角が覚醒していた頃だ)
いずれにしても、その頃は更に更に特殊な「場」だ。
時代が下った1200年前。
空海が生駒山に籠った。
役の行者の生まれ変わり。
あるいは同一人物とさえいわれた。
真相は解らない。
両人とも屍骸を残さない。
原子の波動(氣)をコントロールできた二人だ。
原子の分解、再生は可能だったろう。
未だ地球にいるのか、他の星にいるのか。
あるいは、他の存在になっているのか判らない。
真の自由自在の両人だ。
時々は日本にも現われるだろう。
現代でも空海に出会った人はいる。
多分・・・役の行者に出会った人も。
ワシでは判らない。
判らないが、出会っていた。
判らなくても、出会っていた。
大慈悲の塊のような空海だ。
ボンクラなヤツ(ワシ)には優しい。
判るように奈良で呼び止めてくれた。
ワシはラッキーだけで生きている。
ワシが優秀だったら慈悲をかけてくれないだろう。
ボンクラだったからラッキーだった。
そして・・・「いいかげん」だから波形が合った。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」