水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

啓蟄

2005-03-02 18:28:48 | Weblog
太陽の黄経345度。
360度(0度)で春分だから、もう少しだ。
この角度になると北半球では「陽氣」が地中に届く。
届くというより「共鳴」し始める。
地の「陽氣」の部分が振動しやすくなる。

天だろうが地だろうが人だろうが、
「陽氣」も「陰氣」も「中氣」もある。
グルグル、ゴチャゴチャ渦巻いている。
それぞれ影響分野が違うので一緒にくくれないが、
次元間を超えて、多少は影響し合ってもいる。

「天」の説明は精神世界の話のように、
アイマイでアヤシクなりそうなので省く。
「地」と「人」は見える世界という共通点があるので、
まだ何とか説明しやすいのだ。

ここでいう「人」は人ではなく、個々の物質体を表す。
特に地球上の生物、非生物、非物質も含まれる。
「地」は地球だけじゃなく、太陽系の星、
特に太陽と地球と月を主に指しているのだ。

「啓蟄」は「地の陽氣」が「人の陽氣」を刺激共鳴する話なのだ。
(ここでは地中の虫達が「人」として例えてある)
「春分」に始まる24節気は「地氣」と「人氣」の関係話だ。
天候・天気は「天氣」じゃないぞ。
天気は「地氣」だ。(あ~メンドウくさい・・・)

天候(地氣)を人の行い(ここでは農業)に活かす智慧の言葉だ。
人(地球上のモノ達)は「地氣」に大きく左右させられる。
「氣」の規模が違うのだから、しょうがない。
それは当然、体・心・精神(魂)にまで影響がある。

あっ、ここで話は横道に逸れる・・・・。
「陽氣」が蠢き始めるこの時期は、心を刺激してしまう。
心が乱れる時期なのだ。
病院は「精神病」「精神科」などというけど、
あれは「心の病」であって「精神の病」じゃないからね。

「精神」が病むことはない。
ありえないんだ。
寝てる事はあるようだけど、大抵は起きている。
精神は最初から最後まで「健常」。

でも(ロクデナシの)心が精神を覆う。
元々、精神は(誰のでも)オシトヤカな性格だ。
心はデシャバリの性格だ。
だから精神は口を出せない。

精神に直接働きかけ、精神から心を治す(調和)方法もあるけど、
これは特殊すぎて(リスクがあり)お薦めできない。
施術者の能力不足が自覚できにくい方法だしねぇ。
やはり治療は安全が前提だと思うよ。

心は体(生命)からアプローチすれば消える。
変わるという表現でもいいけど、実際は調和だ。
調和は「(我が)消える」という現象なんだ。
心は我の塊だしねぇ・・・。
(テーマとはズレた横道話になっちまった・・・)


(本館「氣の空間」は講座、一コマ、エッセイ、コラム、
その他いろいろ、言葉の倉庫となっています)

コメント
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