KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

自由という人間破壊

2007-09-27 14:14:20 | インポート

犬を散歩させながら考えた。自由が過ぎると人間は破壊される。僕の犬の名前は、ララ、毎朝、六時半になると、クーン、クーンとうるさく泣きわめく。散歩の要求だ。近所迷惑だ。朝寝の自由が奪われる。でも、この不自由が、僕の必要な運動の時間となる。学校、仕事、家庭の決まり、社会の秩序、法律などなど、自由を縛られているように見えるが、こんな決まりごとで人間は成長して行く。学校には行かない。朝は起きたい時に起きる。掃除は面倒だからと散らかし放題。食事は、食べたいときにコンビニに行けば何でもある。生活費は、ちょっと脅せば、親が何とかしてくれる。夜の世界は天国だ。本能で生きているクズのような大人たちがチヤホヤしてくれる。欲しい物は、着飾る洋服や宝石だ。ファッションと耳に流れる音楽がやすらぎのひと時となる。日本の未来を背負う若者達に、こんな自由を与えてしまった大人たちの責任は重大だ。自由という人間破壊の恐ろしさが判っていない。