「幸福は心の問題であり、成功は、お金と権力の問題である。」
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最近の学問は、寝ても覚めても、成功するための学問ばかりだ。
幸福になるための学問は、お金にならないから、誰も教えてくれない。
学校で教えられなくても、自然と身に付くものと思い込んでいる。
大きな間違いだ。
幸福になるための基礎学習とは、
１．我慢する
２．分を知る
３．恥を知る
を学ぶことである。
我慢ができないから、楽な行動を取る。
楽な行動を取るから、ルールを守れなくなる。
ルールを守れないから、犯罪を起こす。
犯罪を起こすから、幸福になれない。
分を知らないから、間違った平等を錯覚する。
間違った平等を錯覚するから、みんな同じゴールに向かってしまう。
同じゴールに向かわされるから、間違った競争社会が生まれ、
虐めや嫉妬が生まれる。
虐めや嫉妬は、やがて犯罪となり、幸福にはなれない。
恥を知らないから、礼儀作法が理解できない。
礼儀作法の意味が判らないから、整理整頓、掃除洗濯ができない。
身の回りを綺麗にできないから、思いやりは生まれない。
思いやりがないから、他人の不幸を理解できない。
他人の不幸を理解できないから、犯罪に身を染める。
何はともあれ、
まず学ぶべきは、
幸福になるための学問である。
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鹿児島市民の会主催の
一日インターナショナルカレッジが開催された。
オーストラリアのクリケット、ドイツの一年、
中国の子育て事情、韓国語でレクレーション、
マレーシアンダンスと、
八カ国の国々からの講師が
様々な視点から興味深い講義を行う企画である。
僕は、恒例の『同時通訳から学ぶ英語上達法』を講義した。
唯一の日本人講師なので、人気がないかな？と思ったが、
多くの受講生のみなさんが、結構楽しんでくれたようだ。
何よりも感心し、感動したのは、燃える青春、
ボランティアスタッフとして活躍してくれた学院生のパッション、
機敏さ、笑顔、そして、礼儀正しい一生懸命さだ。
参加者のコメントの中に、
こんな素晴らしい若者たちが集う学院があったのか！！
という、驚きのコメントをたくさん頂いた。
学院長冥利に尽きる一日だった。
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Money game の爪あとが膿んできた。
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石油がなくなったわけではないのに、
株式投資の先物買いで、値段がウナギのぼりに吊り上げられ、
燃料費の高騰で、全ての商品の値段がどんどん上昇していく。
農作物が作れない。魚を捕りにいけない。
お金が紙切れになっていく。
ホームレスにワーキングプアー、
職を求めてさ迷う若者達、
見捨てられたお年寄り、
ゴールが見えないレールを
ひたすら走り続けさせられているサラリーマン、
時代は変わったのに、旧態依然の考え方で勉強を頑張っている。
苦しみを手にするために
間違った学問に精を出している。
孤立していく人々、
他人に無関心な人々、
資本主義社会は、至る所で暴走を始めた。
暴走は止められないのか？
いや、乱れた社会を軌道修正する方法がある。
簡単に軌道修正する方法がある。
選挙だ。もうすぐ鹿児島県知事選がある。
選ぶ人、選ばれる人により、世の中は変わる。
たった一票の差で、世の中がガラリと変わる。
資本主義の暴走は止められる。
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無意識のうちに、人間をランク付けしてしまうことがある。
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学歴、地位、財を手にすることで、
時には、年上であるというだけで、
間違ったプライドを持ち、
それがない人々を蔑視してしまうことがある。
馬鹿にしてしまうことがある。
そんなプライドが
自分の前に立ちはだかる大きな壁となり、
見えるものまで見えなくなる。
聞こえるものも聞こえなくなる。
自分の考えが一番正しいと思い込んでしまう。
変化や斬新さを嫌う。
尺度が固定化してしまう。
学ぶ世界が狭くなる。
本物の学歴を手にしていないからだ。
本物の地位を手にしていないからだ。
財を有効に生かせないからだ。
本物とは何か？
本物の人とはどんな人か？
小学校しか出ていない本物の人もいる。
普通の人なのに、みんなに愛される素晴らしい地位にいる人もいる。
財を分かち合うために、財を手にする努力をする人もいる。
基本的にはみんな平等であることには間違いないが、
しかし、平等のはき違いも大いにある。
正しい不平等もある。
不平等があるとしたら、
怠け者と勤勉者、
ズルイ人と一生懸命な人、
他人の幸せを願う人と自分の幸せだけを願う人、
誰が考えても、
同じ待遇を与えられるのはおかしいと思える比較が存在したとき、
はじめて不平等を唱えることができる。
人間の価値は、単純な方程式で説くことはできない。
間違ったプライドで人間を評価してはいけない。
人間の価値は宇宙の価値と同じだ。
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高いところから見下ろすこと、
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全体を上から見ることを俯瞰（ふかん）と言う。
どんな悩みでも、苦しみでも、痛みでも、
俯瞰すると、大した問題ではないことに気づかされることが多い。
人はよく山に登る。俯瞰するためだ。
鹿児島だと、天文館を歩き回っても何も見えないが、
城山に登って、鹿児島の全景を俯瞰すると、
今まで気づかなかった世界が展望できる。
高いと思っていたビルが大した高さではなかったり、
問題だと思っていた場所は、
本当は特定の場所だけだったり、
メチャクチャな区画整理で、
建物・道路のバランスが取れていなかったり、
緑が多いと思っていた公園が枯れ果てた公園だったりと、
全体像がはっきりと見えてくる。
物心両面とも、時折、俯瞰してみる必要がある。
俯瞰することで、既成の概念という檻の中で生かされている
自分の鈍感さに目覚める。
俯瞰することで、既成の概念から開放される。
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