KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

仕事はあるのにない社会

2010-01-28 18:36:12 | インポート

カツオ節工場長がぼやいていた

イチゴ農家がぼやいていた

介護施設長がぼやいていた

従業員を募集するが応募がない

働き手がいなければ会社は潰れる

巷(ちまた)には

職を求めてさ迷う人々で溢れているのに・・・

この矛盾は一体全体どこからくるのだろう?

カツオ節工場長が微笑んだ

イチゴ農家が微笑んだ

介護施設長が微笑んだ

中国から、職を求めてたくさん来てくれる

安い給料でも、難儀な労働でも

笑顔でこなしてくれる従業員が来てくれる

これで会社は潰れない

みんな喜んでいた

そんな喜びの傍らで

プライドと空腹

無気力とあきらめ

路上で寂しく勘違いをしている人々に

冷たい北風が吹いていた

日本はこんな国ではなかったはず

悲痛な声で叫びながら

今日も北風が吹いていた


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ニュ-ヨ-クに生きて

2010-01-25 16:39:56 | インポート

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学院第19期卒業生
ジャネットこと西村亜希子さんが来院した。
久方ぶりの帰鹿だ。
ニュ-ヨ-クに住んで10年の月日が流れた。
ニュ-ヨ-クは、アメリカであってアメリカではない。
ニュ-ヨ-クに住んでいる人々のほとんどが
黒人、南米系、アジア系と、有色人種だ。
白人は全人口の三分の一ぐらいしかいない。
なんでもありの不思議な町だ。
住みにくいようで、一番住みやすい町がニュ-ヨ-クだと言う。
誰でも最初は
怖い町、ニュ-ヨ-クという感覚で
住むことに躊躇する。
でも、一度住むと、
他の場所には移りたくないほどに魅力ある町だ。
そんな町に10年も住み、多くを学んだ。
写真、ケータリング(Catering)、
お菓子作り、鍼師(Acupuncture)と、多才になった。
恋多き人生だった。
地球を一周するくらい恋をした。
住んでいたアパートが燃えた。
黒焦げの部屋とポッカリ焼け落ちた天井から、青空が見える。
こんな部屋で、凍るような真冬も体験した。
大病もした。
何も飾らず、
何も隠さず、
何も驕らず、
素朴に、淡々と話す。
生命力溢れる壮絶な生き様は
素晴らしい青春のドラマだ
もうこの世に怖いものは何もないと笑っていた。

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ドイツから一時帰国

2010-01-21 18:30:38 | インポート

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久方振りに、ドイツに滞在する友人が学院を訪れてくれた。
ドイツ歴史博物館で製本の業務に携わっている。
未だに残る東西ドイツ人の考え方の相違などの話が、興味深い。

第二次世界大戦のヒットラーの犯罪は深く心に傷となり
大反省と戦後処理は完璧に近い。
ヒットラーの名前を出すこと自体
おぞましく思っているようだ。
ドイツと言えばヒットラー、と言われるのが悲しいと
三国同盟を結んでいた日本も
同じく非難されることがあると話してくれた。
何はともあれ、日本人は忙しすぎるとぼやいていた。

ドイツ人の、厳格な、一生懸命な生き方は文化ではあるが
なぜかしら、ゆとりがある。
心豊かに生きている。
決して、お金をたくさん持っているわけではない。
日本人の方がずっと金持ちだ。
でも日本人は、心を殺すほどに
忙しく毎日を過ごしている。
誰でも、みんな、決まり文句のように
忙しい、忙しいを連発する。
忙しく生きるために
難関な大学入学を目指し
就職活動に精を出し
黙々と働いて死んでいく。
やっている仕事に生き甲斐を感じているのなら、納得だ。
でも、そうは見えない。
奇妙な人生だ。何かがおかしい。
日本人の生き方は間違っている。

世界の情報発信が極端に少ない

日本のマスコミに対しての苦言など
戸板に水を流すように、話してくれた。
そんな彼女の話題の世界に飛び込んで
対話の世界を楽しんでくれる日本人は少ない。
日本人が対話を好まないのはなぜだろう?
話す内容に反論があれば、
反論を述べればいい。
でも黙って聞いている。
おしゃべりというレッテルを貼られてしまった彼女は
ここでは、我が意を得たように話してくれた。
日本とドイツの比較文化、相違文化を論じてくれた。

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人の世は難しい

2010-01-19 15:18:41 | インポート

人の世は難しい

誤解と勘違い

欺瞞と偽証

何がホントで

何が嘘かわからない

愛と裏切り

喜びと悲しみ

人の世は難しい

どんなに心の内を述べてみても

どんなに美しい言葉で綴ってみても

理解してもらうのは至難の技だ

誤解と勘違いで

絶望の崖から突き落とされる

人は得てして

自分の尺度で

自分を主人公にして

判断するからだ

戦いを好まないのなら

騙されても

裏切られても

ただ信じて生きるしかない

ただひたすらに信じてみると

誤解と勘違いの自分に気がつくだろう

愛とは

優しさとは

思いやりとは

相手を主人公にして

ただひたすらに信じることだ


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大きな木

2010-01-18 20:43:00 | インポート

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30数年前、大きな木という絵本が一世を風靡した。
シェル・シルヴァスタインの作品だ。
世の中には、
支える人がいれば、支えられる人がいる。
与える人がいれば、与えられる人がいる。
欲しいだけ、欲しいものを手にして、
欲しいものがなくなったら去っていく。
利用されるだけ、利用されて、
無用になったら捨てられる。
どちらかが得をして、どちらかが損をしている。
でも、どうもそれだけではないようだ。
支えてあげられる喜び
与えてあげられる喜び
利用してもらえる喜び
すばらしい喜びがある。
ひと時かもしれないが・・・
笑顔がもらえる。
愛がもらえる。
自分のために生きるより
誰かのために生きれたら
人はとても幸せになれる
う~ん???・・・・・・
とは言うけれど・・・
わかってはいるけれど・・・
そうなれない僕がいる。
思いと現実の狭間で苦しむ僕がいる。
情けない僕がいる。
自分勝手な僕がいる。

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