温度計は３９度を示していた
ニューヨークからの黒人のゲストが
この日本の暑さは異常だとぼやいていた
鹿児島は
マリンポートと谷山港に
レジェンドオブザシーズ号とコスタクラシカ号の二隻の
豪華客船が入港した
善意通訳者は学院生だ
猛暑の中を慢心の笑顔で
「おもいやり」の心で
献身的にチャレンジしていた
熱夏を越えて～我ら善意通訳～
熱夏の中
噴出す汗がキラキラと輝いている
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もう８月も半ばだ
３０年前に
母校である甲南高校の正門の前にある
小さな事務所の２階の一室を借りて
まさに寺子屋そのものの教室を始めた
生徒がたった一人の時もあった
授業はいつも課外授業
やっと手に入れた廃車のようなおんぼろ車で
目指すは坊津と
海にキャンプを張り
夜を徹して語り合った
あの頃のみんなは
立派なお父さん
お母さんになった
お爺ちゃん
お婆ちゃん
になった人もいる
天国に召された
タツヤ、ラーク、リンゴは
笑顔で天国から見てくれているだろうか
３０年の時間の流れは
みんなにとって
どんな歴史の流れだろう
僕はただ
３０年前と
全く同じに生きている
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スピーチの達成感を胸に
学生は短い夏季休暇に入った
第３６期生のスピーチは素晴らしい成果を修めた
様々な厳しい評価はあったが
自慢にしてもしきれないほどに
僕は学生を誇りに思う
入学してまだ３ヶ月を少し過ぎたくらいだ
大半が
ほとんどゼロのレベルの出発点で
ここまで到達したのだから
奇跡といっても不思議はない
内容が浅いとか
発音がまずいとか
練習すれば誰でもできるとか
「言うは易し行うは難し」である
一人ひとりの出発点は異なるわけだから
上手い下手の差は
当然のことだ
そんなことは問題ではない
ただ・・・
ひたすらに学問を楽しみ
仲間を支えあうことを学び
一生懸命の喜びを感じたときに
到達できる舞台だ
一生懸命を体験する機会が少なくなった世の中
面倒でやる気が出ない人々が増えた世の中
出る杭を直ぐ叩いてしまう世の中
行うことなしに
批判するのではなくて
先ずは
自らが一生懸命の模範を示すことが大切かもしれない
「言うは易し行うは難し」である
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真っ青の夏の空に
２１名の学院生の声が世界の空に轟きました
日本は素晴らしい国
世界の平和を望む国
美しい自然と共に生きる国
歴史と文化を大切にする国
人が人として生きる道を
幸せを感じながら
トボトボではなくて
胸を張って歩ける国
そんな国でありたいと
そんな民でありたいと
そんな民の遺伝子の扉を開けたいと
２１名の学院生が
おのおののテーマを
体全部の五感を使って
一生懸命発信しました
天は
ほほえましい笑顔で
学院生のパッションを
応援してくれました
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