ウォンバット(Wombat)

ウォンバットとは、オーストラリアの原住民であるアボリジニーの言葉で、平たい鼻という意味である。このダルマのような有袋類は、野生としては、オーストラリア南部やタスマニアに生息している。極端に短い手足を持ち、ヨタヨタと内股で歩く。あどけない瞳とズングリとした体系は、どうしようもないぐらいに可愛い。地上が平和でないと決して生きてはいけない動物だ。ウォンバットに逢うたびに思う。こんな動物が、何の心配もなく生きていけるような地球に、なぜ人間はできないのかと？