KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

ノミ」の話

2004-09-25 14:06:02 | 学問
「ノミ」は自分の体長の数百倍の跳躍力を持っているのだそうだ。そのノミを自分の体の数倍しか跳べない小さなガラス箱に入れてしまいしばらく放置しておくと、そのノミはやがて永久に自分の体長の数倍しか跳べないあわれなノミになってしまうのだそうである。
 人間の可能性は無限である、と信じたいと思う。誰もこの可能性を抑圧する権利は無いはずだ。悲しいことに、長い日本の歴史の中で幾度か私たちはこの「ノミ」のように、小さなガラスの箱に閉じ込められてしまったことがあった。しかし、何人かの偉大な故人は、必死の思いで海外に飛び出し、自分を見つめようと努力した。そして大海の広大さに驚き、自分の無知を悟り、世界に見聞を広めてきた。
私たちは今、自由の時代に生きている。この自由に、勇気と努力の息吹を注ぎ込み、日本の美しさを世界に、そして世界の学ぶべき文化を日本にと、知恵の輪を広げていける素晴らしい機会が与えられている。


世界の知恵を盗み取れ!

2004-09-24 18:05:48 | 学問
青年よ、日本の大学に固執するな!
世界の大学に学べ!世界の知恵を盗み取れ!

希望の大学に入学できない自分には、能力がないと思っていませんか。とんでもない。あなたには、素晴らしい才能があるのです。その素晴らしい才能を、能力なしと判断する今の日本の受験システムは、日本の知恵の多くを二度と浮かび上がることのない底なし沼に誘い込んでいるかのようです。

日本は、大変な時代から、更に悪化した恐ろしい時代に急降下しています。この吹き下る魔の風を上昇気流に変えられるエネルギーは、世界の知恵を日本の知恵の習合的なバランスから生まれると思います。この知恵が、逆風となり、魔の風を吹き飛ばし、美しい日本の未来の光となると信じます。多様性を持った多元的発想は、日本を飛び出したときに、初めて体感できます。新世代の、自分発見の進路の選択肢は、世界の大学にもあるのです。いや、世界の大学にこそあるかもしれません。地球規模の進路を目指す時代です。

世界にネットワークを持つ企業は、力のない日本の大学の卒業生よりも、自立心と広い教養を持った世界の大学を卒業した学生を優先的に採用するようになりました。ランクを下げてでも、偏差値に合わせてでも、それでも日本の大学に、とにかく日本の大学卒業の肩書きを、などと主張する時代ではありません。