台湾は宜蘭（ギラン）の町を訪ねて・・・

西郷菊次郎は

台湾の北東に位置する宜蘭の町の英雄である
西郷隆盛と奄美大島の妻愛加那との間に生まれた菊次郎は
宜蘭の町を毎年苦しめていた大洪水から台湾の民を救った
西郷橋と西郷堤防は菊次郎の治水工事の結晶だ
西郷庁憲徳政碑には

明治３８年
宜蘭の有志が自ら石碑を建設したとある
この石碑の偉人
宜蘭庁長であった菊次郎が縁で

僕が所属する鹿児島西ロータリークラブの５名と
県議会議員を代表する３名の
総勢８名で宜蘭のロータリークラブと友好の絆を結ぶための旅に出た


この目的意外にも
台湾鹿児島就航第一便発の記念すべき旅でもある
ザ・リージェント・タイペイホテルでは
鹿児島県知事を代表として
県議会や商工会の歴々による
就航記念祝賀会が行われ
我々も参列することとなった



台湾には２４００万近くの人々が
九州ぐらいの大きさの島に住んでいる
政治や経済
国家や民族の在り方などなど
本音と建前で苦しんでいるのが台湾の人々だ
台湾は日本の統治下にあったにもかかわらず
殆どの人々が親日派だ
日本人よ！
しっかりしてくれ！

台湾の民が
なぜ日本人を尊敬しているのか
なぜ日本人を愛しているのか
もう一度考えて欲しい
歴史に学んで欲しい
礼儀正しく
平等に教育を施し
秩序と誇りと大義に生きていた日本人
あの頃の日本人は一体全体何処に行ってしまったのか

そんな叫びが聞こえてくるような旅であった

超我の奉仕

自分を超えて他人のために奉仕する
Service above self
超我の奉仕とは
国際ロータリーの合言葉だ
世界のロータリアンは
超我の奉仕の理念を支えるべく
いつも四つのテストを唱えている
１．真実かどうか （Is it the TRUTH?）
２．みんなに公平か　（ Is it FAIR to all concerned?）
３．好意と友情を深めるか （Will it build GOODWILL and BETTE FRIENDSHIP?）
４．みんなのためになるかどうか （Will it be BENEFICIAL to all concerned?）
お金のためでも
愛する人のためでも
名誉のためでもない
ただ純粋に他人のために奉仕する
至難の業だ
自分すら救えない
愛する人すら守れない
お金も欲しい
自慢話はいつものこと
そんな自分に
無我の境地で
自分を超えて奉仕するなんて・・・
無理？無理？無理？かな？？
世界には
４２００万人の難民がいる
３０万人の少年兵がいて
６０００人の一般市民が
毎年地雷によって手足をなくしたり命を失っている
１０億人がデング病ハンセン病などに苦しみ
世界の人口の６人に１人が医療を受けられない
全世界で４３０万人の医師不足
水と衛生設備に苦しむ人々が２６億人
不衛生が原因で
毎日６０００人の子供たちが死んでいく
まともな水がなくて苦しむ人々が
８億８４００万人
餓死していく子供が
９００万人
小学校に行けない子供が
７５００万人
読み書きできない１６歳以上の人々が
６億７７００万人
一日を１００円以下で生活している人々が
１４億人
これが世界の現状だ
日本も東日本大地震で未曾有の被害を受けた
多くの被災者が未だに苦しんでいる
地獄のような苦しみだ
でも
このような苦しみを
生まれた瞬間から果てしなく強いられている人々が
世界中に何億人もいるのはなぜ？？？
深く考えることもなく
あたり前のこととして培われていた日本人の心
思いやりとか
もったいないとか
和の心とか
世界のロータリーアンも
現在の日本人も
当たり前だった頃の日本人に学べば
超我の奉仕が理解できるかもしれない
まずは隗より始めよ！
遠い世界にボランティアに出る前に
身近に
同じように苦しんでいる人々がたくさんいる
隣人愛が先ず先決だ
当たり前だった頃の日本人を取り戻してから
世界に出ても決して遅くはない

同期の桜

ジェームズこと江口聡史くんが
アメリカでの仕事
イスラエルでの仕事と
大仕事を手がけて帰国してきたので
３６期で時間のある同窓集まろうと
アシュリーこと重吉瑠梨花さんの幹事で
同窓会が企画された

恒例のReview for the after graduation だが
皆一人ひとりが卒業後の一年間のドラマを
端的に話してくれた

鹿児島にも桜が咲き始めた
各々が
美しい同期の桜だ

鹿児島の女流作家

去る３月１１日の日曜日
鹿児島を代表する３人の女流作家の祝賀会にお招き頂いた
出水沢藍子女史の出版企画あさんてさーな創立１０周年
吉松美津子女史の詩集『日曜の鍋』の出版
杉山武子女史の百姓バッパ吉野せいを描いた作品『土着と反逆』の出版
合同祝賀会である

出水沢女史とは１０数年来の知人である

奄美の文学を語る時

この作家をおいては語れないと言われるほどの文学者である

兎にも角にも

日本女性は奥が深い

世界に冠たる美しさは否めないが

艱難辛苦喜怒哀楽
愛と憎しみと恋と離別
日本女性の心情の全てを体感体験して語るメッセージは
深遠だ
僕の留学時代によく耳にした話だが
世界中の女性の中で
結婚するなら
日本女性が一番だと
多くの国々の人々が語っていたのを思い出した
三女史の大和撫子をお祝いしながら
なるほどと頷いたり

う～んと唸ったり

一日本人男児として

悩み多き一刻であった

Never Learn

英語にNever Learn と言う表現がある
何度注意されてもなかなか治らない性格のことを言う
誰の事って？
僕のことである
僕の文は
とかく批判的になる
多くの読者から
僕のブログは批判的だと言われるのに
反省した後
また批判的な文を書く
Never Learn だ
自分のことを棚にあげて
よくそんな批判的なことが言えますねと
言われているのだが・・・
人間は反省に反省を重ねて
失敗に失敗を重ねて大人になっていく
なかなか大人になれない僕・・・
そしてまた
今日の一日が過ぎていく