KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

キャンプその2

2006-06-29 18:32:41 | インポート

Imgp4688 Imgp4701 Imgp4704 ブログにたくさんのコメントを頂きました。みんなありがとう。キャンプを通って卒業していったみんなの笑顔が昨日のことのようにはっきりと蘇ってきます。真っ暗闇の中に寂しく光るランタンの灯火、花火と砂浜と波の音、夜の海の幸、鈴虫の声、鶯の歌、真っ赤なヒメヒオウギスイセンの花、大自然は優しく僕らを包んでくれた。大自然の中に身を任すと、みんな素直になれる。人が人に帰れる瞬間だ。昨日は、屋久島で卒業生の結婚式があった。オリーブこと、池亀樹音さんの結婚式だ。どしゃ降りの雨の中にも負けず、モッチョム岳を背景に、大自然の懐に抱かれながらの花嫁花婿の涙と笑顔の披露宴は、キャンプ合宿の思い出と重なって、初夏の屋久島を波動のように流れていった。


何にもない素晴らしさ(坊津キャンプ)

2006-06-23 21:04:52 | インポート

Dsc02170 今年もキャンプの時期がやってきた。物が溢れた人工社会から、何にもない不便を楽しむ、2泊3日のキャンプである。毎年の事だが、半分以上の学院生が気の進まない参加である。何を好き好んで、虫に刺されながら、シャワーもない、電気もない、ポッチャントイレに、みすぼらしいテントで寝起きを共にしなきゃあいけないの!で始まる。でも、不思議なことに、みんなの渋々顔がやがて素敵な笑顔に変わっていく。大自然の息吹を体で感じるからだ。僕らは大自然の細胞の一部。母なる大地と父なる海に身を任したその瞬間、生きていることの喜びが体中から溢れ出てくる。黄金の太陽と、新緑の緑と、宝石色の海のブルー、そして降り注ぐダイヤのような夜空の星が、学院生の笑顔と調和して、とても美しい色に染まる。もう一日居たいなあ~!そんなみんなの声が僕の疲れを癒してくれた。


美しい形

2006-06-18 18:15:23 | インポート

長方形の二辺が1対1.618の割合を黄金比と言うという話を聞いた。パルテノン神殿が黄金比の長方形で造られている。黄金比の長方形の一方から正方形を切り取ると残りの長方形も黄金比となり、さらに残った長方形からまた新たに正方形を切り取るとさらに小さな黄金比の長方形ができる。こうして果てしなく黄金比の長方形ができ、この長方形の一転を結んでいくと、銀河系の螺旋と同じ螺旋ができる。生命の設計図であるDNAも同じ螺旋、二十螺旋の波長の比率も黄金比である。人間のDNAが黄金比を美しいと感じさせるのはそういうことだそうだ。美人、好男子、自然の風景、建物などなど、美しいと思えるものはほとんど全て黄金比でできているそうだ。憎しみや欲望の螺旋から解放されて、病んで歪んだ人間の心が美しい1対1.618の黄金比になるのはいつの事だろう。人という文字の大きなノと小さなノの本当の比率も黄金比なのかもしれない。多くの人々がストレスやウツで苦しむのは、互いに同じ大きさのノに成りたがるから、本当の人という文字になれないから苦しんでいるのかもしれない。友情、恋人、家族、仲間、職場、人と人が交わる時、その行動を黄金比で生きていけたら、幸せを手にできるかも。


民族の衝突

2006-06-16 19:59:37 | インポート

Dsc02416_1 サミュエル・ハンチントン博士が文明の衝突として論文を発表してから八年の年月が流れた。地球と言う美しい星に人類として誕生した素晴らしい知的生命体が、互いに支えることを忘れていがみ合うのはなぜか?殺しあうのはなぜか?同じアジア人でありながら、日本、韓国、中国となかなか仲良しにならない。間違った指導者やリーダー、そして思想家達によって、簡単に洗脳されてしまう。いや、洗脳された振りをするしかない。怖いからだ。韓国や中国が、日本を未だに許すことなく戦争犯罪国として非難しているのも、その1つの例だ。非難することが国家教育にもなっている。ただ理解して欲しいのは、普通の国民は、韓国人であろうと、中国人であろうと、心から日本人を嫌っているわけではない。ただ国の体制に準じているような振りをせざるを得ない悲しい事情があるからだ。非国民として呼ばれないためだ。民族は指導者によっていかなる方向にも動かされる。政治・経済・教育と、全ての分野に渡って言えることだが、指導者の選択を誤ってはいけない。


マイアミからの訪問者

2006-06-15 11:01:34 | インポート

Imgp4533 Imgp4470_1 アメリカはマイアミから訪れた20名の高校生に、まる一日間、昼間部学院生と共に学院の授業を受講してもらった。講座の主なものは、「超心理学と日本人との関係」、「武士道から見た日本文化」、「禅が教える生き方」などである。先ず驚いたのは、とても素直に講義に溶け込んでいる姿である。スポンジのような好奇心というのか、向学心あふれるというのか、後から後から質問が飛び出す。武士道の中の教えに、「五常」として、仁、義、礼、智、信 の教えがあるが、仁とは何かとの問いに、それはKindnessであるとか、Loveであるとかの即答があった。では、義とは、の問いには、bravery であるとの答であった。そして、さらには、一つ一つの単語が持つ意味を即文章にして説明しようと努力する。日本人の誇りとする精神が、日本の若者から消え、アメリカの若者が常識であるかのように答える。複雑な心境であった。

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