KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

ゆらぎ

2007-03-29 10:29:26 | インポート

Dsc02368_1 日本人は「ゆらぎ」の中で生きてきた。日本語という言葉の音、虫の音、風の音、草花との語らい、日を読み、風を読み、心を読む。西洋社会を始め、他の国々の民族の多くが、幾何学的に、明確なYES,NOの答えの中で生きている一方、日本人は、そのどちらでもない、感覚の世界に喜びを見出して生きてきた。多くの科学者たちが、「ゆらぎ」のことをf分の一の音と分析しているが、「ゆらぎ」は音だけではない。人の心を動かす芸術は、全てこのf分の一で構成されているのかもしれない。数日前、人間対コンピュータの将棋の対局があった。コンピュータに勝てるはずはないと思っていた多くの人々が驚いた。人間がコンピュータを打ち負かした瞬間だ。人間が「ゆらぎ」の力で対する時、いかなる機械もその力を凌駕することはできない。「ゆらぎ」の感覚とは、神代の時代から人間が持ち続けてきた神聖な力かもしれない。人が人を愛するとき、互いに「ゆらぎ」を感じたら、それは本当の愛だと思う。


生きるための知恵を学ぶ学問

2007-03-15 17:37:34 | インポート

Dsc02342_1 就職戦線が始まる。大学や専門学校が就職率の高いことを宣伝文句に新入生を募集している。就職率が高いなんて、ほとんどの場合がウソだ。高いはずがない。内定率なんてチャンチャラおかしい。ほとんどの学生が、仕事なんかしたくないと思っているのが現実だ。何にもしなくても生きていけると思っている。一応、受け入れ先は言われるがままに決めてしまう。就職率アップのために。でも、結局は就職を断念するか、直ぐに止めてしまうかの何れかである。なぜ、若者はそんなになってしまったのか?それは、生きるための知恵を学ぶ学問を体験していないからだ。どんなに、優秀な大学を卒業していても、生きるための知恵を学んだことのない学生は、心の病気にかかってしまい、人生を放棄する例が後を絶たない。逆に、生きるための知恵を学んだ学生は、どんな逆境も笑顔で乗り切っていけるスーパーパワーを秘めている。目標も、希望も、何も見えない若者たちに告げたい。僕らが学ばなければいけない学問は、最も大切な学問は、生きるための知恵を学ぶ学問である。


デジタルとアナログのカラクリ

2007-03-13 16:46:01 | インポート

Dsc02319 コンピューター世界がここまで浸透してくると、生きていく全てがデジタルで動いていくのが素晴らしいことのように錯覚してしまう。恐ろしいことだ。周知の通り、デジタルとは計算できる世界、アナログとは計算できない無限大の知恵。右の脳はアナログ、左の脳はデジタル。3月は、高校受験、大学受験、そして就職試験で世間は一喜一憂である。ほとんどの場合、デジタルの試験を受験させられ合否を嘆いている。アナログの試験は、時間と労力が大変な上に、簡単に作れないからだ。無限大(∞)画素のデジカメで写真を取るようなものだからだ。アナログ的思考を持った人を1%教育して、彼らをリーダーとして、残りの99%はデジタル的に、労働者として使った方が便利だから、との目論見さえ見え隠れする。もう一度考え直して欲しい。自分はデジタルで生かされているのか?アナログで生きようとしているのか?人工物は全てデジタル。自然はアナログである。


卒業式

2007-03-12 11:12:04 | インポート

Dsc02354_1 僕にとって、卒業式はとっても大きな意味を持つ。今年こそ、涙を流すまい、もっと凛々しく、男らしく、学院長らしく、と思うのだが、所詮無理な話。ハンカチを持たずに演台に立ったのだが、涙と鼻水で醜態をさらしてしまった。学院第32期生の卒業式であった。誰一人欠けることなく、全ての学院生が参列した。いろんな思い出がある。僕は、みんなが大好きだ。ひとりひとりに思い思いのメッセージを送った。卒業式の事を英語でcommencementと言う。「始まり」と言う意味である。新たなる旅への始まりである。自分の信じる道まっしぐらに、新たなる旅に、元気に、笑顔で、出発してほしい。第32期生万歳!5年後、10年後、20年後、彼らが笑顔で帰って来る日を楽しみに待ちながら。


日本文化英語スピーチ発表(学院第32期生)

2007-03-08 11:47:53 | インポート

Dsc02351_1 300人を超える聴衆を迎え、日本文化を英語で発信するという、学院恒例のスピーチ発表会が大成功を収めた。NHK,MBC,KKBと3社のテレビ局もニュースとして取り上げてくれた。日本文化研究では第一人者と言ってもいい、審査員のジェフリー・アイリッシュ氏も、学院生の発表に、新しい日本の発見だと、感激、感涙で高揚していた。源氏の家系を持ち、関ヶ原の戦いで著名な島津義弘公直系の島津義秀氏にも、同じく審査員として、多忙なスケジュールの中を駆けつけて頂き、「こんな形で日本文化の発信は初めての体験だ、もの凄いことだ」と絶賛してくれた。平清盛の曾孫、種子島久時公の直系であり日本興行グループ会長の種子島登氏にも審査にあたって頂き、日本文化発信の重要性を講評して頂いた。世界中のみなさんに伝えたい。人類の平和を、日本文化力を通して、より多くの世界中の皆さんが理解できる言葉(英語)と真心を持って伝えたい。日本は美しい国であることを。