KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

肥満の森

2005-09-29 17:42:11 | インポート
DSC02116最近、森の緑が異常に深くなった。亜熱帯の鹿児島が熱帯の鹿児島に移り変わっていくようだ。植物層も変わってきた。熱帯の外来種が大手を降り、鹿児島の森を闊歩している。たくさんの二酸化炭素という食物を食べ過ぎた植物たちは、満腹過ぎて、体が飽和状態だ。自然にもバランスがある。調和がある。多すぎてもダメだし、少なすぎでも大変だ。人間ができることは、あるものをあるがままに観賞する喜びを取り戻すことだ。動植物が、存在すべきテリトリーを越えて、人間の刹那の喜びのために利用され、地球の生態系を乱してきた。いるべきはずのないワニが川を泳いでいたり、あるべきはずもないランの花が樟の木の合間から顔を出して咲いていた。大自然は、人間のわがままをいつまで許すのだろう。



明日を占う

2005-09-29 14:49:10 | インポート
DSC02220先生!私の明日を占ってください。」そんな問いが投げかけられた。「幸も不幸も全て心の思いのまま。君が幸せだと思えば、幸せになるし。不幸と思えば不幸になるだろう。何にも感じなければ、明日は、ただ過ぎていくだけ。」「座って半畳、寝て一畳」、という諺がある。人間に必要なのは、座るための半畳のスペースと、寝るための一畳のスペースだけだ。余計な雑念を取り除き、心の中のたくさんの思いを、本当に大切な心だけにしていけば、もっと楽になれるかも。情報に溢れる今の時代を生き抜くには、情報に翻弄されないように、大切な心のスペースを幸せのスペースとして大切にとっておくことだ。



頭の良し悪し(僕らはみんな天才だ)

2005-09-28 17:50:47 | インポート
DSC02201優秀だとか、頭が悪いとか、よくも勝手に人の頭脳を測るものだと驚いてしまう。学校の成績が良いというのは、数百種の人間の能力の中のたった一つに過ぎない。成績評価のほとんどが、言い古されて古いのに、いまだに、記憶力という、僕が一番苦手とする能力で評価している。僕は、学校の成績はとても悪かった。高校時代は、後ろから数えた方が早かった。でも、自分では、頭が悪いと思ったことはあまりない。試験のやり方を少し変えると、天才といわれた人も、能力無しになる。人間の能力を測るやり方を根本から見直す時代になった。今までの知識は、コンピュータがほとんど教えてくれる。一時間で済んだ試験を一日以上かけて、いろんな側面から試験して、初めて人間の能力の優劣が見えてくる。僕は言いたい。記憶力とか、普通に試験されていることは、アプローチを少し変えると、誰でも克服できる能力であると。だから、落ちこぼれだなんて悩むのは愚かなことだ。僕らはみんな天才だ。




人間は地球という生命体の一部という実感

2005-09-26 18:40:13 | インポート
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ジェームス・ラヴロックのガイア説ではないが、人間は地球という生命体の一部であると、屋久島を訪れるたびに実感する。屋久島の自然が奏でる子守唄は深い心の安らぎ。泣きたくなるほどに、生きていることの喜びを感じる。一人の生徒の頭の上をカマキリが歩いていった。何の違和感もなく、「ロマンだね。」、と呟いた。深い緑の山々と谷間を縫って流れ落ちる水、水、水。限りなく透明な水。天から落ちてきたような巨岩が高い山の頂点にどっしりと腰掛けていた。奇跡の島だ。真っ青な海は、屋久島の吐息。全てが一体となる空間だ。地球は生きている。9名の学院生と一人の職員、僕を含めて計11名が僕の屋久島の隠れ家、枯れ葉のようなロッジで2泊3日を共にした。島の鼓動は聞こえただろうか?









キレル(操縦不可)という感情

2005-09-16 13:35:11 | インポート
DSC02210犬や猫などのペットは、感情や欲望を抑制するための訓練をすると、お行儀の良い動物になる。
我慢、辛抱、忍耐などの感情抑制は、動物でも充分に学習する。ただし、訓練しないと理解できない能力だ。さて、訓練しなくても、本能的にこれらの能力を持っているのが人間なのだろうか?どうも、そうではなさそうだ。人間も、訓練を怠ると、果てしなく野生化していく。粗暴になる。自分の思い通りにならないと、すぐキレル。
今、教育の現場で一番求められる能力は、感情抑制能力だ。幸せになる道は、この能力から始まる。