KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

地域教育会の大御所

2014-12-02 12:16:37 | 学問
日本全国で4人の方々が 文部科学大臣より民間教育大賞を受賞された
そのお一人が池田弘先生だ
戦中戦後の艱難辛苦を乗り越えられ
公立の教育の考え方と 私立の教育の考え方の 習合から
独自の教育のあり方を創造され
他に類を見ない学問を体系づけられた
鹿児島の誇りである
500人近くの歴々の参賀の中
僭越ではあったが
僕も祝辞を述べさせていただく機会を頂いた
池田先生万歳

世代間交流~古里は遠きにありて思うもの~

2004-11-04 15:08:20 | 学問
 国際交流活動とか異文化交流の重要性が問われ始めてから、もうかれこれ20数年の年月が流れました。日本語力はもとより英語力など言語を使っての表現力、いわゆるコミュニケーション能力育成は未だに陽の目をみません。まともに英語で話せる人なんて、数えるほどしかおりません。それどころか、最近は世代間の交流がとても難しくなってきました。若い世代も実年世代も、老年世代も、恐ろしいほどのギャップを感じます。お金の供給以外に、年配の人々との交流を好まなくなった若者が増えました。世代が違うと言うことは、西洋人とアジア人の違い以上に、異なった違和感を感じているようです。あたかも、若者は年をとらないと錯覚しているかのようです。双方とも思いを発信するシステムを持っていないのか?発信したくないのか?受信できないのか?新しい未知の学問の分野です。Neetのように自分勝手に、自由奔放に生きていける社会だからでしょう。長老の知恵は役に立たない、近づきたくもないと思っているのでしょう。
 
 結局は、こんな社会を創ったのも我々大人ですから、ブツブツ言っても仕方のないことですが、でもこのままでは、近い将来、日本は、人間は崩壊してしまうかもしれない。自分を磨き、世代間の架け橋となるには、道は一つしかないと思うのです。凄まじい衝撃を自分に与えることです。それは学問の旅です。最近つくづくそう思います。
 僕が、留学したのは、今から35年前、周りの反対を押し切って、アメリカに飛び出しました。もし、あの決断がなかったら、今の自分は決してありえない。親の愛、人の優しさ、自分の未熟さ、学問の喜びなど、全く見えなかった当たり前の世界を再認識させられました。迷える若者がいたら、僕の学院の門を叩いて欲しい。きっと、希望が見えるはずです。そうしたら、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃんなど歴史を創ってこられた諸先輩の素晴らしい知恵に心から感謝できる、そんな思いを再発見できるはずです。世代間交流が、人間関係力が、豊かな未来創造のための重要な礎であることに気付くはずです。
 留学の進路選択を大反対する大人が沢山いると聞きました。多様性の重要性を説き続けてきたんですから、もうそろそろ、新しい世界の新しい進路の選択も高校生の道として加えてあげてもいいのではないですか?お父さん、お母さん、そして学校の先生方。


日本人の心

2004-10-07 15:02:33 | 学問
最近お年寄りが、道路の横の階段に腰掛けて、ぼんやりと騒がしい車の往来する風景を寂しそうに見ている光景に遭遇することがある。
日本の建物には縁側があった。のんびりとした心の憩いの場所があった。縁側に腰掛けながら、四季折々の風景を眺めて心の安らぎを感じていた。朝昼晩と一日の流れも見えた。縁側に腰掛けて頂く一杯のお茶と少しのお漬物。我々日本人は、間違った経済のお金の探求だけに没頭してはいけない。心とお金はバランスを必要とする。


英語で『武士道』

2004-10-05 18:17:56 | 学問
100_3542なんということでしょう!
ブログ立ち上げもつかの間、超過密スケジュールに突入。
「学院長、ブログの更新は…」と声をかけるのもためらってしまうくらいに忙しい本人にかわり、
久しぶりの更新はスタッフが代筆することになりました。

それでは、ブログ開始以降の学院長の活動をほんの少しご紹介。

★ 鹿児島市長選候補・森 博幸氏と会談
★ 松陽高校・英語暗唱大会にて講演会(審査委員長もつとめました)
★ 鹿児島初のワイルド・スミス展オープニングセレモニー出席
★ 市長候補・森 博幸氏の出陣式出席
★ かごしま熱闘会議にて30分間の卓話(「熱闘」会議が更に熱く!)
★ 鹿児島県議会議員・吉野正二郎氏と会談(ペルー人のご友人とご来院)
★ オーストラリア研修内容についてテイラーカレッジとの詳細検討
★ ノルウェー大使来鹿歓迎パーティに出席
★ そして、ブログ更新中の現在は鹿児島大学にて授業中

などなど、多忙を極めております。

更に、学院内では、
Natural Science(自然科学)、Viewpoints in Law(法と裁判)、The way of Samurai(武士道)
の授業を担当。(このラインナップ、学院長の博識ぶりに脱帽。)
なかでも特に、今学期からスタートした「武士道」の授業は、学生に大人気!
実際にどんな授業なのかをのぞいてみたところ、
仏教、神道、儒教が、武士道にどのような影響を与えているかについて、
新渡戸稲造の『BUSHIDO』を軸に、現代の日本と比較していました。
英語での授業にはスピード感があり、哲学と歴史のさまざまなエッセンスが盛り込まれていながら、
例えが明確でわかりやすいので、内容はすーっと自然に頭に入ってきます。
IBSの学生が羨ましい!と心底思ってしまう授業でした。

以上、学院長の近況について、
今回はスタッフ・堀苑が報告しました。

(今月中旬より学院長はオーストラリア出張ですので、
その間はまたスタッフが代筆すると思います。)




ノミ」の話

2004-09-25 14:06:02 | 学問
「ノミ」は自分の体長の数百倍の跳躍力を持っているのだそうだ。そのノミを自分の体の数倍しか跳べない小さなガラス箱に入れてしまいしばらく放置しておくと、そのノミはやがて永久に自分の体長の数倍しか跳べないあわれなノミになってしまうのだそうである。
 人間の可能性は無限である、と信じたいと思う。誰もこの可能性を抑圧する権利は無いはずだ。悲しいことに、長い日本の歴史の中で幾度か私たちはこの「ノミ」のように、小さなガラスの箱に閉じ込められてしまったことがあった。しかし、何人かの偉大な故人は、必死の思いで海外に飛び出し、自分を見つめようと努力した。そして大海の広大さに驚き、自分の無知を悟り、世界に見聞を広めてきた。
私たちは今、自由の時代に生きている。この自由に、勇気と努力の息吹を注ぎ込み、日本の美しさを世界に、そして世界の学ぶべき文化を日本にと、知恵の輪を広げていける素晴らしい機会が与えられている。