KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

人の心と好きな色

2005-06-28 15:00:47 | インポート
自分が好きな色は、必ずしも自分に似合った色とは限らない。緑の服が大好きでも、客観的には茶色のほうがピッタシカンカンとか、赤が大嫌いでも、「お似合いは赤だよ。」と言われたり、自分が好きな色が自分に似合っている色でないことがよくある。人の心も同じである。こんなに一生懸命頑張っているのに、どうして僕の気持ちを判ってくれないのとか、僕は全然悪くないのに、周りの目は何か違うとか、結局は自分の本当の姿は、自分ではなかなか見えないものだ。自分の本当の姿を映し出してくれる鏡を手にするしかない。自分の欠点を伝えてくれる愛の鏡を探さなければいけない。愛の鏡は、親であったり、夫婦であったり、会社の良きボスであったり、友達であったり、恋人であったりする。愛の鏡を感じたら、逆切れして、鏡を壊してはいけない。反省して、受け入れて、感謝して、鏡を磨いてピカピカに、そんな寛容さと度量が必要だ。我侭な人間ほど鏡の存在を無視してしまうのかもしれない。人の心と好きな色は自分勝手に生きている。



涙の懇願

2005-06-27 16:14:55 | インポート
学院生の一人が目に涙を一杯浮かべて、僕に懇願してきた。「先生!どうしてセメントで小川を固めてしまうんですか?緑の小川をセメントで固めてしまう理由は何ですか?」、悲しくて涙が止まらないのか、どうしようもない気持ちを僕に訴えてきた。世の中のいろんなことに疲れて、自分を慰めてくれる風景に帰りたくて、昔懐かしい緑のせせらぎに逢いたくなって、訪れた小川の変貌。土砂と機械の化け物が緑を食い尽くしている。死んだような冷たさだけが伝わってくるセメントの水路に変えられようとしていた。「こんなにたくさんの建造物があるのに、どうして果てしなく建物を作るの。みんな言ってるじゃない、自然を取り戻そうと。メダカやフナや鯉が元気に泳いでいる小川を。水草やススキが川面に移っている小川をと・・・」、言葉巧みに表面だけは賛成しながらも、相も変わらず自然破壊を続けている資本主義のお金の魔物に取り付かれた人間達の悪の心と、どう戦えばいいのか?彼女の涙を理解できる大人達がどんどん消えていく。頑張れ!学院生!緑の地球を取り戻すために!



卒業生の結婚式

2005-06-27 10:45:41 | インポート
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第23期生の小原学君(通称テリー)の結婚披露宴が行われた。宴会場は奄美の島を中心に鹿児島から与論までの東シナ海の島々を日本庭園の中に描いた荘厳な風景を楽しみながらの紬の老舗、大島紬の里である。新婦は剣道の達人で茶道の心得も持ち合わせた、学君には申し分ない良妻賢母を絵に描いたような美人の千賀さん。高校時代にはまさかと思っていた二人だそうだが、とても微笑ましい風景であった。学院卒業生の結婚式にはいつも驚かされることがある。今回もその例外ではなかった。お祝いの席に参列と言うことだけのつもりでの出席だったが、司会者から突然、開式一番にお祝いの言葉を指名された。御両家の皆さんに申し訳ないと思いながらも、即興のスピーチで勘弁していただいた。「どんな時にも、臨機応変に、即興でお話ができるぐらいのスピーチ力を身に付けておくのが、国際社会を生き抜いていくための大切な教養ですよ。」と教えてきたことが、自分の身に降りかかる火の粉となった。即興スピーチのリクエストもそうだが、学君の自作自演のとてもユニークな披露宴に、大阪からの特別ゲストのご婦人が、学君を吉本に紹介したいと絶賛するぐらいの演出振りであった。学君、千賀さん、おめでとう、そしてお幸せに。



新しい時代の新しい学問

2005-06-25 13:34:21 | インポート
学校で学ぶという基本的な学習習得、これだけでは充分ではない時代になった。
なぜ学校と言う場所ができたのかを根本的に考え直さないといけない。もともとは、各家庭に専門家を招いて、家庭が無理なら、寺子屋みたいな小さな学問所を設けて、専門知識を教授してもらうのが本来の学問習得の姿であったように思う。大学などの高等教育の場は哲学を究めるために存在していた。今までのように、資本主義的な学校のあり方、所謂、大量に子供たちを集めて、集合的に知識を吸収させる方法を取り続けるには無理がある。専門知識以外の、伝統文化や人間関係のあり方、自然と共存する方法、作務が教える整理整頓掃除洗濯などなど人間が生きていくための根本的な教育は、家庭やコミュニティーが教えていた。そんな家庭やコミュニティーが消えつつある現代社会、もう一度、学問のあり方を根本的に見直す時代にきている。



居酒屋イングリッシュ

2005-06-16 18:52:32 | インポート
居酒屋イングリッシュと称して、お酒と共に英語で語ろうというクラスを開講することにした。英語を習いたいと思うが、なかなか重い腰があがらない。敷居が高い。どうも英語アレルギーだという人々のために設けた特別講座だ。毎月、第二、第四水曜日の6時半からの一時間講座だ。一時間でお開きになるはずもないが、まあ気楽に原則として一時間ということだ。どんなに英語が苦手な人も自然に英語が口から流れてくるようになること請合いだ。缶ビールも一本付いて来る。焼酎もお酒もブランディーもワインもテキーラもといろんなお酒が極安の値段で楽しめる。次の講座は、22日、デンマーク生まれのアンネ・ヨハンセン先生と日系アメリカ人ような講師が待っています。飲み会のことをギリシャ語でシンポジウムといいます。このクラスは、格好付けて言い換えると、知的飲み会ということになるかも?