KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

一人ぼっちの誕生日

2005-10-31 18:00:16 | インポート
誕生日が来ると思い出す。僕がアメリカで留学生だった頃だ。アメリカでは、誕生日は、みんなが祝ってくれる一大行事だ。バースデイパーティーと言う。僕は、いつも一人ぼっちだった。それでも悔しいから、自分の部屋で、自分でケーキを買って、自分で、自分のバースディソングを歌った。Happy Birth Day to me ♪ Happy Birth Day to me ♪Happy Birth Day Dear Toru♪ Happy Birth Day to me ♪という感じだ。そして、何年も月日が流れた。今では懐かしい思い出だ。


DSC02251DSC0225310月30日は、僕が生まれた日。学院の学生達、卒業生、職員のみんな、僕が驚くかもと、突然のパーティーを企画してくれた。一生懸命にご馳走を作り、カードを作り、舞台を設定しての大パーティーである。感動で胸が一杯になった。涙を見せるのは悔しいから、自分の部屋で、鏡を見ながら、こっそりとみんなにありがとうと感謝した。僕の涙も、ダイヤモンドのように光ることがあるのです。




推薦で大学に入学できた?

2005-10-27 13:53:18 | インポート
DSC01812秋も暮れ、寒い冬がやってくる。最近、こんな不可思議な言葉をよく耳にする。「推薦で大学に入れたから、試験を受けなくてもいいんだ!」推薦とは、入学試験を受けなくても大学入学を許可するという、ありがたいような、迷惑のような話である。奨学生のように、授業料が免除されるわけでもない。答えは簡単だ。どうにかして学生を獲得するための常套手段である。楽しく遊べる4年間を提供しましょうと言う、脳内細胞衰弱施設への招待状である。この特別な施設で無事4年間を過ごすと、素晴らしい未来が待っているような錯覚さえ起こすから恐ろしい。卒業後、就職試験に合格なんてありえない。起業の発想なんて生まれるはずもない。大学から入学試験を排除して、希望者全員入学として、大学内で生き残りを賭けた学業試練を与えるようなカリキュラムを組むのなら理解できる。ほとんどの大学の先生達は、普通の学生には目もくれない。無関心だ。軽蔑さえしている。「授業料さえしっかり払ってくれれば、卒業証書はあげましょう」タイプの大学が多すぎるからだ。
それでも君は、そんな大学に行きたいのか?
それでもあなたは、子供たちを、そんな大学に入学させたいのか?



雨ニモ負ケズ現代版

2005-10-26 17:13:23 | インポート
ある大きなボランティアクラブの地区大会で、面白い講演を聞いた。宮沢賢治の雨ニモマケズの詩の下りを、現代の青少年育成の現状に当てはめて、川柳的に変えてしまった下りである。とても興味深かったのだが、はっきりと記憶できなかったので、微かな記憶を辿りながら自分なりに適当に創作してみた。

雨ニワフマン風ニワヒナン
雪ニモ夏ノ暑サニモタエタクナクテ
ヒヨワナ体ヲモチ
慾ガアリ
決シテ笑ワズ
イツモシヅカニ机ニムカッテヰル
一日ニ食ベスギルホドノ美食ト
栄養ドリンクヲノミ
アラユルコトヲ
自分ヲカンジヨウニ入レ
受験指導ノ先生ト教育ママヲヨクミキヽシワカリ
ソシテ忘レズ
野原ノ松ノ林ノ一等地ノ
大キナ豪邸ニヰテ
東ニ病氣ノコドモアレバ
医者ガ悪イトイイ
西ニツカレタ母アレバ
ボクモツカレテイルンダカラトイイ
南ニ死ニサウナ人アレバ
遺産相続ワドウナッテルノトイイ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ニュースニナラナイカラツマラナイトイイ
ヒデリノトキハ冷房ヲタノシミ
サムサノナツハ暖房ヲタノシミ
ミンナニ成績優秀ダネト
ホメラレ
良イ子ノママデイツマデモ
サウイフモノニ
ワタシワナッタ

子供たちを、間違ったレールに乗せてはいけない。
新しい時代の新しい教育とは何かを真剣に考える時代である。



KONA WIND 

2005-10-25 13:35:10 | インポート
DSC02243コナと言うのは、ハワイ語で南という意味だ。だからKONA WINDとは、南の風という意味。僕の青春時代のほとんどはハワイで過ごした。南の風が吹くころは、海が真っ青に澄み渡る。ハワイに吹く限りなく美しい南の風だ。顔から思わず笑顔がこぼれそうになるほどに幸せな風が体を通り抜けていく。こんな季節に取れる旬の蟹にコナクラブという真っ赤な蟹がいる。朝日が昇って来るような、真っ赤な夕日が沈んでいくような、そんな赤い色をした蟹だ。日本語では、朝日蟹と言う名で知られている。母が僕を産む時に、屋久島では朝日蟹が連日豊漁だったそうだ。ハワイに長く住んで、屋久島に生まれて、このコナという言葉が僕の今を育ててくれたような気がする。KONA WIND よ、いつまでも。




卒業生からのラブレター

2005-10-24 12:17:01 | インポート
DSC02248たくさんのたくさんのラブレターが届いた。アメリカからもオーストラリアからも、もちろん日本のあちらこちらからも。大した先生でもないのに、いや、先生と呼ばれるにはまだまだ修行が足りないのに、ただ我侭に生きているだけなのに、・・・感謝の気持ちに答えて、何て書いていいのか?どんな表現をしたらいいのか?的確な言葉が見つからない。ありがとう。ごめん。心配かけて。月並みだが・・・でも、僕は不死身だ。まだまだ、みんなには負けない。今日から、またまた全力疾走だ!