KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

教養は国際社会で生きる知恵

2004-12-04 16:04:55 | インポート
一昨日、第30期の学院生と共に、オーストラリアはパースでの短期留学研修より帰国した。二ヶ月近くの研修だが、艱難辛苦を乗り越えて大きく成長した学院生の日焼けした笑顔が誇らしげだ。研修先のカレッジの講師の皆さんや学長さんから、他の日本の大学からくる留学生と比較して、IBSの学生さんは格段のレベルの高さがある。その秘密を教えて欲しい、との嬉しい要望があったので、「それは教養が彼らを豊かにしているのです。学院では、英語を教えるというより、英語で教養を教えています。人間関係力、表現力、文化力の育成を最重要課題としています。School of Language, Culture, and Liberal Artsです。」と答えた。

教養には三つの知的技能がある。
1.論を立てる能力(論理力と表現力)、誤った議論を見抜く能力、そして人を説得する能力。
2.計画を立てる能力、計画を遂行する能力、計画遂行のために他人を組織する能力、グループを作る能力、グループを動かす能力。
3.情報を収集する能力、情報を評価する能力、情報を利用、応用する能力。

教養がない人とは、どこに行っても、何をどうしたらいいのかいつもわからない人であり、どんなに優秀な大学に在籍していても、どんなに豊富な知識を持っていても、この力が知恵として身についていない学生は、国際社会の中では生きていけないのである。IBSの学院生は臨機応変に、巧みな交渉術で、多くの困難を喜びに変えている。我ながら、素晴らしい学生を育てているとうぬぼれてしまった。