韓国は国策として国民の英語力をアップしようとしている。世界に通用する人材育成のための教育の大半を英語に注ぎ込んでいる。英語を学ぶというより、英語で学ばせようとしている。韓国がアジアの経済発展のハブ(hub)になれるようにとの国策だ。そんな韓国から、全羅北道教育庁主席の金孝順氏一行4名が全北日報記者を同席させて本学院を取材に来られた。
クリストー講師の超心理学の二科目の授業参観の後、韓国と日本の教育に関しての意見交換会を学院生を交えて行った。
「日本人の若者の心に、大和ナデシコとか武士道とかの精神は永遠と残っているが、韓国の若者にはそれはあるのか?」「留学をした後に祖国に帰って韓国のためにという考えはあるのか?」「頑張ったお祝いに、携帯とか整形とか聞いたけど本当か?」「家族という概念は日本以上に親密か?」「小学校からの完全な英語教育は本当か?」などなど、熱い対話の時が流れた。英語を語るときに、通常は、アングロサクソンの存在が不可欠になるのが常だが、アジアの同胞との語らいで、英語が素晴らしい道具となった。
IBS外語学院のような学校が韓国にできたら、私自身も生徒になりたいと話してくれた金孝順主席の眼差しは、真剣そのものであった。僕が最も感動したのは、自信と希望と哲学に溢れていた学院生諸君のひとりひとりの凛々しい笑顔であった。