アメリカの友人から届いたメッセージで
我に返った言葉があった
History
Present
Mysteryの3つの言葉だ
Historyとは昨日のこと
Presentとは今日のこと
Mysteryとは明日のこと
昨日のことは歴史だから気に病まなくていいし
今日はプレゼントだから楽しまなきゃあ
そして明日は神秘だから興味深々
結局は
自分に与えられた今日を一生懸命に生きるのが一番
過ぎたことでくよくよしたり
先のことを思いあぐねたり
心配したり悩んだりするなんて
History もMysteryも
タイムマシンでもできない限りどうしようもないのに
人間とは面白い動物だ
通常は10月の30日か31日のハロウインだが
学院では先取りして26日にハロウィンを祝った
森羅万象（しんらばんしょう）
天網恢恢（てんもうかいかい）
この世もあの世も
人間界はもとより
八百万（やおろず）の神々から霊界に至るまで
全てが一同に集う万聖祭の日をハロウィンと謳って
学院第38期の面々は大はしゃぎだ 
この日だけは過去にも未来にも
ブラックホールも
ホワイトホールも
自由自在に行き来できそうな気がする
世間体とか
恥ずかしさとか
自分の心の本音と純朴な欲望を
大衆の面前で
体とコスチュームで表現演出できる
唯一の日である
皆の顔は
最高の笑顔で溢れていた
今年もアジアん鹿児島が盛大に開催された
政治の世界の混迷で鹿児島の姉妹都市
中国は長沙市の若者たちが来鹿出来なかったのは残念だが
７年目の節目に7カ国
７団体のアジアの若者たち
２００名余が集った盛大な音楽の祭典となった
１９日の歓迎式典がサンロイヤルホテルで開催され
昨日の宝山ホールでの大ステージ
そして今日の日曜日は
鹿児島市中央公園で
アジアの国々の食文化を賞味できる
たくさんの屋台テント立ち並び
1角のメインステージでは
ダンスと歌のコンテストで賑わった
全てはボランテイアの企画運営で
鹿児島市がバックアップしている
学院の学生たちもアジアの平和を願って一生懸命だ
高野山真言宗大僧正
伝燈大阿闍梨
百萬枚護摩行者
医学博士
池口恵観法主の炎の祈りを体感した
法主の目前に燃え上がる炎は
苦しみや悲しみ
病魔や邪気を萌え尽くす
不動明王の火炎だ
仁王の息吹だ
悩み苦しむ人々に成り代わって
法主が灼熱の炎に身を焦がす荒行だ
滴り落ちる熱火の汗を物ともせずに
数時間に渡る祈りが続いた
そこには科学を超えた
人間の心の底の底の世界
阿頼耶識（あらやしき）が見えた
悩みを苦しみと思う人がほとんどだ
悩みは
人間に与えられた
天からの最高の贈り物で
決して苦しみではない
人が苦しむのは
自分の欲望のために悩む時だ
悩みは自分の欲望を満足させるために与えられたものではなく
他人の苦しみを和らげるためにある
西郷さんの「敬天愛人」や
夏目漱石の「則天去私」
禅が教える無我の境地
母親の我を忘れて子を守る愛
全て自分の為ではなく
他人の苦しみを分かち合うために
悩む自分の姿だ
僕もまだまだ修行が足りない
気が付くと
自分のために悩んでいる自分がいる
偉そうに説教を説いている
情けない自分がいる
悟りに到達するには千年かかるかもしれない
それでも
悩みは喜びだから
悩みを楽しめる自分になるために
頑張らなければいけない