IBS外語学院の学生はいろんな点でユニークだ。
学院第34期生の1人、
Tonyこと保宜夫(たもつよしお)さんは66歳。
先日、奄美の南海日日新聞に大きく登場していた。
NTT奄美支店長を経て、市議会議員を二期務めてから、
学院入学を決断した。
青春とは求めて止まぬ心なり!を地で行く人だ。
稲穂は実るほど頭が下がる。
謙遜で、柔軟で、温和で、決して驕ることなく、
何でも吸収してしまうスポンジのような人だ。
知識は、学んでも、学んでも、学び過ぎることはない。
異世代人、異文化人、異国人の集団から学ぶ世界観は
物凄い財産となる。
彼が卒業する頃は、肉体的には30歳、
精神的には100歳を超える傑物になると思う。
僕もTonyに負けないように、
学問の研鑽を積まなければいけない。
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哲学する仲間という仲間の形が消えてから久しい。
職場の仲間、家族の仲間、お酒の仲間、クラブの仲間とか、
同じことをする同じ類の仲間の形は、かろうじて残っている。
でも、様々な人々が、あらゆる視点から哲学を語りながら、
真理を探究する仲間という形ではない。
哲学をする仲間の形を見たければ、
自然の中に身を置けばよい。
異なる植物や動物たちが、和という形で存在している。
異なる個という一つ一つの類が和を創るのは、
人間にとってはかなり難しいことだ。
だから、哲学する仲間が必要となる。
学院の34期生の面々を見ていると、
まさに哲学をする仲間である。
禅の教えの「公案」であり、
ギリシャ哲学のシンポジウムである。
幸福の探求のための、素晴らしき面々である。
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好い加減(いいかげん)とは、
生き抜くためにとても大切な考え方だ。
実直な人間ほど、好い加減ができなくて苦しむ。
完璧主義者にとっては、
許すことのできない表現だ。
怠け者のぐうたらな行動だと思っている。
大きな誤解だ。
好い加減の本来の意味は、
ずるくあれとか、怠け者とか、
「そんなの関係ね~!」とか、
無責任に行動しろということではない。
よい程合いとか、ちょうど良いバランスとか、
悩める君が、
深く考え過ぎて苦しまないための知恵だ。
中庸の状態だ。
心地よくいられる状態だ。
生き抜いていくための人間の知恵だ。
張り詰めたゴム風船は、はじけてしまう。
はじけたゴムは、自分だけではなくて、
周りの人々にも迷惑をかける。
好い加減よりずっと大きな迷惑だ。
夏目漱石の『草枕』に、
「智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。」
とある。
人間社会を楽しく生きていくためには、
ある程度の好い加減術を磨く必要がある。
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鹿児島は吹上浜海浜公園で、
恒例の砂の祭典が5月2日から6日に亘って開催される。
カナダやロシアを始め
世界5カ国から、砂のアーティストが集結し、美を競う。
テーマは、
愛・ときの礎(いしずえ)~時代に導かれたヒロイン~である。
IBS外語学院からも5人の学生が、
通訳を兼ねて、海外の芸術家のアシスタントをしている。
今日は、学生の一生懸命を見学してみることにした。
事前に連絡していなかったので、無礼ではあったが、
親切にも、祭典関係代表スタッフの御案内を頂いて、
作品作成の過程を見て回った。
祭典主催者の皆さんはもちろんのこと、
外国からのアーティストの皆さんが、口を揃えて、
IBS外語学院生の能力の高さを絶賛していた。
僕にとって、これ以上の喜びはない。
ミリア!アッシュ!モナ!ガイア!エイミー!
ありがとう。
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鹿児島県東市来で460年前の偉人に会った。
偉人の名を聖フランシスコ・ザビエルという。
時空を超えて、
市来鶴丸城登山道の入り口に銅像という形で蘇ったのである。
元鹿児島大学学長石神兼文会長を筆頭に、
ルイフ・フェルナンデ、スペイン公使、上智大学理事長、
鹿児島県知事、保岡興治衆議院議員、
元鹿児島市長赤碕義則氏など
50名を超える歴々がザビエル像除幕式に参列した。
なぜ、ザビエルは偉人といわれるのか。
ローマ法王が称えるような大人物なのか?
キリスト教の宣教師だったからではない。
「鹿児島の人々は、とても貧しい人々であるが、
貧しさを気にする様子もなく、
徳を高く持ち、
誇らしく生きている崇高な人々である。」
ザビエルが残した当時の記録である。
東市来の人々にとってザビエルは心の医者であった。
そして、日本の辺境、鹿児島を
初めて世界に知らしめた人物である。
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