アバウトなつぶやき

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湿地保存

2005年02月24日 | しぜん
 湿地には希少な植物が生育しているのですが、近年、全国的に湿地は減りつつあり、人間が何らかの手を加えないと保存が難しいとされています。ワタクシの職場は教育関係機関のため、毎年この時期になると天然記念物である湿地保存作業に借り出されます。
 場所は「御池湿地植物群落」。湧き水の水量減少などにより井戸水を流入するパイプなども敷設されていますが、それよりも人手のいる作業として草刈りがあります。
 湿地内には葦や笹が繁茂しているのですが、保存対象になっているシラタマホシクサやサワギキョウのような植物は、日当たりを好みます。放っておけば葦や笹に淘汰されてしまうため、草刈りは必須作業のようです。
 さて、この草刈り作業。これがなかなか大変なのです(T_T)。実際は男性が草刈機で刈り取った草を集めて運ぶのですが、足元の悪い中で腰をかがめながら作業するのは慣れてない者にはケッコーきつい。この職場はワタクシよりひと世代上の女性が多く、みんなこの時期「草刈は○○日!」と気合を入れてかかっています。
 中には自分の気持ちに忠実な方もいるわけで、不平不満を隠さずに文句を言いながら作業したりしています。ワタクシも肉体労働は大の苦手なのですが、「自分のしてることが湿地保存になるんだ!」と思うとがんばれます。植物が好きな人はそういう気持ちになれるけど、興味ない人にはただの疲れる作業なんだろうなぁ。
 そういう意味で、湿地の植物が花咲く頃に職場から連れてきてほしい!社員教育みたいなもんだと思うんだけど…。
 思ったより疲れたみたいで、めずらしく昼寝してしまいました。

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