北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

船山のたくさんパンクした話

2020-11-16 20:34:48 | 日記
こんにちは!2年目coxの船山です、冬練が始まりましたね!


冬練は小チームに分かれて、トレーナーと漕手がより密にコンタクトを取っていけるような体制でやらせてもらっているのですが…僕の担当しているチームは、チーム名が「ぷりぷりフナフナ」となりました。ライングループを開くたびに恥ずかしくなります…
さて、シーズンが終わり、我々ボート部が感謝をしなければいけない大切なパートナーの存在があります。自転車です。毎日10km以上の距離を往復し、時に授業がある日や遅刻してしまいそうな日は全力で漕ぎました…
今日はそんな自転車との苦い思い出を書かせてもらおうと思います。


時は少しさかのぼり10月の上旬、北大では後期授業と朝練がスタートし、僕も毎日1時間目から授業があり、課題も多く多忙な日々がスタートしたところでした。それはある木曜日の朝練前のことです。茨戸川に行く道すがら、2学期1回目となる悪夢が訪れました…

はじめは少しの違和感でした。
まるで何かを引きずっているような感覚、後ろから何かに引っ張られているような…しかし気のせいだろうと自転車を漕いでいました。
前方の信号が赤に変わり、僕は自転車を止めます。
朝日がまだ出ていない暗闇の中、ふと後ろを振り返ると違和感の正体に気が付きました。



自転車の後輪がパンクしていました



幸い、その日は3年目のウワノさんに助けてもらい、何とか茨戸川に到着。練習後に3年目の青木義忠さんとウワノさんにパンクを直してもらえたことで何とかなりました。本当に助かりました。



しかし悪夢は終わっておりません
そのすぐ2日後、土曜日の練習帰りのことです
家まであと9kmはあろうかというところで、記憶に新しい違和感が僕を襲います。
突然自転車が減速し、上り坂のようにペダルが重くなりました。
おいおいおい、まさかね、勘弁してくれよ?

恐る恐る後輪を確認してみると、やはり釘が後輪のど真ん中に一本刺さっていました。まだ家まで9kmあります、2日前にパンクしたことに加え、次の練習までに修理をしないといけないこと、終わっていない課題の数々…様々なことが脳内に浮かび、絶望しました。
結局、その日は自転車を押して帰り、翌日の練習は休ませていただきました。精神的にきつかったです。体調不良や用事以外の理由で初めて部活を休んだ瞬間だったと思います。
次の日に僕を心配しているというメッセージをもらい、元気になりました。僕もちょろいもんですね(笑)



さあ、僕は学習しました。青木先輩からパンクの修理法も教わったので、パンク修理キットを購入!次なるパンクに備えます

そしてその日が来ます。またもや後輪が練習に向かう途中でパンク、しかし焦ることなかれ!僕はすでにパンク修理の方法を習得済み!練習前の時間に修理し、優雅に自転車に乗って帰宅しようではないか!はははははは!自分の成長を実感すると嬉しくなります!






…直せませんした。
チューブに空いた穴が多すぎてふさぎきれませんでした。
ふさいでもふさいでも空気が漏れてきました。
唖然としました。
その日は三科君が車で来ていたので、自転車と僕をを乗せて家まで送ってくれました。本当に感謝です。めちゃめちゃ助かりました。ありがとう!






その後、家で自分でチューブを交換し、さらに替えのチューブと空気入れをカバンに入れ、完全なパンク耐性を身に着けました。
そして無事にシーズンが終わり、納艇作業が始まりました。平日の茨戸での練習はなくなり、北大の艇庫の最後の納艇作業がありました。


その日は油断していました。少し前に替えのチューブを使ってしまっていたのですが、茨戸に行くのもあと2回、買っておく必要はないなと高をくくっていました。
納艇作業が終わり、藤田先輩たちと帰りにドーナツを食べようと苗穂のイオンに行く途中のことです

もはや慣れたものです。
後輪を確認するまでもありません。
熟練された僕の感覚が、現実を告げていました。
換えのチューブを買っておけばよかったと後悔しました。
どうして自分ばかり?と一瞬頭をよぎったりしました。
僕は静かに減速し、後ろで自転車を漕いでいた豊枝くんに聞きました

「悪い報告があるんだけれど、聞きたい?」



その後、イオンまでは車軸のダメージを覚悟で無理やり漕ぎ、イオンからの帰りは歩いて帰りました。その際、同期と後輩は一緒に歩いて帰ってくれて…本当に救われました。いい同期と後輩に恵まれました。本当に。うれしかったです。






さて、ここまで長いことパンクエピソードを書かせていただきましたが、いずれのエピソードも、部活の仲間に本当に助けてもらいました。このブログでは書いていないところでも助けてもらいました。
この2学期、本当に授業も忙しく、睡眠時間も3時間しか取れないような日もある中でパンクが続き、精神的に参ってしまいそうになったのですが…毎回人に助けられ、励まされ、元気にシーズン終わりまでやりきることができました。みんなありがとう!
こうしてたくさん助けてもらったので、これから僕も人を助け、支えられるようになりたいと強く思ったし、パンクで不幸になる人を少しでも減らしてやろうと誓いました。パンクしちゃったら直すから呼び出してくれ!
と、いい感じに話がまとまったところで今日はここまでにしたいと思います!長い話でしたが読んでいただきありがとうございました!

…余談ですが、パンク対策として替えチューブをさらに2本、チューブの外ゴムを1本買ってやりました、今度こそいつでもパンクできます。かかってこい!
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