浄土真宗本願寺派仏教婦人会の行事の折、一同で唱和する「仏教婦人会綱領」というものがあります。
今年(平成30年・2018年)2月、「仏教婦人会綱領」が改定されました。
私たちは 親鸞聖人の み教えに導かれて
すべての人々の幸せを願われる
阿弥陀如来のお心をいただき
自他ともに
心豊かに生きることのできる社会をめざし
ともに歩を進めます
一、お聴聞を大切にいたします
一、「南無阿弥陀仏」の輪をひろげます
一、み仏の願いにかなう生き方をめざします
というものです。
それ以前のは、昭和41年・1966年に改定された綱領でした。
私たち仏教婦人は、真実を求めて生きぬかれた親鸞聖人のみあとをしたい、人間に生まれた尊さにめざめ、深く如来の本願を聞きひらき、み法の母として念仏生活にいそしみます。
一、ひたすら聞法につとめ、慈光に照らされた日々をおくります。
一、念仏にかおる家庭をきずき、仏の子どもを育てます。
一、「世界はみな同朋」の教えにしたがい、み法の友の輪をひろげます。
というもの。
唱えながら、「何だかなあ~」と、違和感を感じつつ・・・
だから、今回の改訂はよかったと思います。
ただ「仏教婦人会」という名称は変わっていません。
さて、先日のこと。法専寺の女性総代さんが
「こんなのがありましたよ~」と
『仏教婦人会百五十年史』(昭和57年10月1日発行)の一部コピーを持参くださいました。
上記「仏教婦人会綱領」の そのまた前の綱領です。
我等栄えある現代仏教女性は、正しき信仰に基づき、女性の徳操を涵養し、一致協力以て人生聖化の歩を進めんことを期す。
一、ひたすら教法を求め、正しき人生生活を完りせん。
一、互いに敬愛を旨とし、明るき協和の社会を実現せん。
一、常に心身を端正にし、尊き道に生命を捧げん。
いやあ、すごいですね。今の私のような、だらしないオバサンとは違い、昔のきちんとした佇まいの女性方を彷彿させられます。
上記、綱領が「現代の婦人になじみにくくなったので、是非改定してほしいとの要望があった」ことで、昭和38年から検討を開始し、昭和41年の「仏教婦人会綱領」になったそうです。
でも、前前の綱領には「婦人」だの「母」だの「子どもを育てる」など表記されていません。
既婚であろうと、独身であろうと、子どもがいてもいなくても、「仏教女性」として、凛とした「綱領」であったと、拝読いたしました。
今年(平成30年・2018年)2月、「仏教婦人会綱領」が改定されました。
私たちは 親鸞聖人の み教えに導かれて
すべての人々の幸せを願われる
阿弥陀如来のお心をいただき
自他ともに
心豊かに生きることのできる社会をめざし
ともに歩を進めます
一、お聴聞を大切にいたします
一、「南無阿弥陀仏」の輪をひろげます
一、み仏の願いにかなう生き方をめざします
というものです。
それ以前のは、昭和41年・1966年に改定された綱領でした。
私たち仏教婦人は、真実を求めて生きぬかれた親鸞聖人のみあとをしたい、人間に生まれた尊さにめざめ、深く如来の本願を聞きひらき、み法の母として念仏生活にいそしみます。
一、ひたすら聞法につとめ、慈光に照らされた日々をおくります。
一、念仏にかおる家庭をきずき、仏の子どもを育てます。
一、「世界はみな同朋」の教えにしたがい、み法の友の輪をひろげます。
というもの。
唱えながら、「何だかなあ~」と、違和感を感じつつ・・・
だから、今回の改訂はよかったと思います。
ただ「仏教婦人会」という名称は変わっていません。
さて、先日のこと。法専寺の女性総代さんが
「こんなのがありましたよ~」と
『仏教婦人会百五十年史』(昭和57年10月1日発行)の一部コピーを持参くださいました。
上記「仏教婦人会綱領」の そのまた前の綱領です。
我等栄えある現代仏教女性は、正しき信仰に基づき、女性の徳操を涵養し、一致協力以て人生聖化の歩を進めんことを期す。
一、ひたすら教法を求め、正しき人生生活を完りせん。
一、互いに敬愛を旨とし、明るき協和の社会を実現せん。
一、常に心身を端正にし、尊き道に生命を捧げん。
いやあ、すごいですね。今の私のような、だらしないオバサンとは違い、昔のきちんとした佇まいの女性方を彷彿させられます。
上記、綱領が「現代の婦人になじみにくくなったので、是非改定してほしいとの要望があった」ことで、昭和38年から検討を開始し、昭和41年の「仏教婦人会綱領」になったそうです。
でも、前前の綱領には「婦人」だの「母」だの「子どもを育てる」など表記されていません。
既婚であろうと、独身であろうと、子どもがいてもいなくても、「仏教女性」として、凛とした「綱領」であったと、拝読いたしました。