またも猛暑日が続く中、稲が青々と育っています。
さて、法語カレンダー、8月の言葉は
親鸞聖人「一念多念文意」(浄土真宗聖典注釈版 第2版 p692)の中の言葉
「凡夫は すなわち われらなり」
凡夫(ぼんぶ)とは、覚りの仏さまに、相対して、気づかされる、自分の愚かさ(自己中心の物の見方)を自覚した、私の姿です。
完全無欠の仏さまに対して
私の自分勝手なことと言ったら・・・ああ、凡夫やなあ~、恥ずかしいなあ~ という自覚が「凡夫」であって、
「どうせ、凡夫だから」と、開き直りに使う「凡夫」は、自覚がないだけで、ちょっと違う。
親鸞聖人が使われる「凡夫」とは、深い深い自覚によるものであって、私なんぞが、自分のことを気安く「凡夫」と使う言葉ではない と、お聞きしたことがあります。