先日、夫の同級生で親友K氏がご往生なさいました。
K氏と初めてお会いしたのは、私たちの結婚披露宴でした。
夫は、別の真面目なS氏に友人代表のスピーチを頼んでいたのですが、そのS氏がマイクに向かおうとしたところ、K氏とO氏が遮って登場。
「S君が急に腹痛をおこしたので、我々が代わりにスピーチを・・・」
夫が、「あいつら、何を言い出すかわからん」
と、私、新婦の隣で、大いにうろたえていたことを懐かしく思い出します。(結局、暴露話はなく残念だったけれど)
その後、佐賀在住のK氏は、よくウチに寄ってくださっていました。ウチの娘たちはもちろん、最近は、孫も可愛がってくださいました。
小2の孫も「えっ、Kおじちゃんが亡くなったの?」と、ショックを受けていました。
淋しくなりましたが、今は、浄土の仏と成られ、私たちを見守り、導くはたらきをしてくださっています。南無阿弥陀仏
さて、37年前の私たち披露宴でS氏の友人代表スピーチを遮って、K氏と共に登場されたもう片方のO氏は、現在、京都のE寺(南禅寺派寺院)住職をされています。
そのO師が禅語カレンダーの中で解説をされている「空」(くう)について、先日のK氏のご葬儀でお目にかかった折、ご本人のご了承をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
空とは、この世の中の全てのものは千変万化し続けており、これといった定まったものはない。無常であるということです。
たとえば「水」。水素という原子2個と酸素1個でできています。この原子と分子の最も落ち着いた状態が水。零度以下になれば氷。熱が加われば蒸発し水蒸気となる。やがて雨となり川に流れて海にそそがれる。
海というが、大波、小波、さざ波と一刻とて同じ波はない。
絶えず変化しつつ、しかも現実にある。まさに色即是空 空即是色であります。
と。
K氏と初めてお会いしたのは、私たちの結婚披露宴でした。
夫は、別の真面目なS氏に友人代表のスピーチを頼んでいたのですが、そのS氏がマイクに向かおうとしたところ、K氏とO氏が遮って登場。
「S君が急に腹痛をおこしたので、我々が代わりにスピーチを・・・」
夫が、「あいつら、何を言い出すかわからん」
と、私、新婦の隣で、大いにうろたえていたことを懐かしく思い出します。(結局、暴露話はなく残念だったけれど)
その後、佐賀在住のK氏は、よくウチに寄ってくださっていました。ウチの娘たちはもちろん、最近は、孫も可愛がってくださいました。
小2の孫も「えっ、Kおじちゃんが亡くなったの?」と、ショックを受けていました。
淋しくなりましたが、今は、浄土の仏と成られ、私たちを見守り、導くはたらきをしてくださっています。南無阿弥陀仏
さて、37年前の私たち披露宴でS氏の友人代表スピーチを遮って、K氏と共に登場されたもう片方のO氏は、現在、京都のE寺(南禅寺派寺院)住職をされています。
そのO師が禅語カレンダーの中で解説をされている「空」(くう)について、先日のK氏のご葬儀でお目にかかった折、ご本人のご了承をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
空とは、この世の中の全てのものは千変万化し続けており、これといった定まったものはない。無常であるということです。
たとえば「水」。水素という原子2個と酸素1個でできています。この原子と分子の最も落ち着いた状態が水。零度以下になれば氷。熱が加われば蒸発し水蒸気となる。やがて雨となり川に流れて海にそそがれる。
海というが、大波、小波、さざ波と一刻とて同じ波はない。
絶えず変化しつつ、しかも現実にある。まさに色即是空 空即是色であります。
と。