事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

わたし怒ってます~阿久根PART23「成長」

2011-01-17 | 公務員

PART22「解職」はこちら

当 8、509 西平 良将 37 無新

   7、645 竹原 信一 51 無前

……正直、ホッとしている。新市長の行く手に数多くの困難が待ち受けていることを知りながらも、まずは選挙民の良識が示された形。

 勝因はいろいろと考えられる。

・西平候補側が、竹原施策にすべてNOを突きつけるのではなく、改革の方向は変わらない、方法が変わるだけだとオトナの対応を見せたこと。

・若い市民のなかで(もちろん竹原市政に熱狂していた若者も多かったのだろうが)、西平候補に応援する草の根運動が浸透したこと。

・西平候補に障害のある子どもがいることを前面に出さなかった冷静な戦術。もしも大きな焦点にしていたら、感情的なやり取りがもっとヒートアップしていたかも。

・西平氏が養鶏業者だったことで、農業による所得アップという政策に説得力があった。

・リコール投票の結果が薄氷の勝利だったことで、選対がまとまった(おそらく、政策については紆余曲折があったはず)。

……そしてもうひとつ無視できないのが

・前市長に選挙民が“飽きた”

……きっとこれってあると思います。型破りな(これでも好意的な表現)手法を連発した竹原氏にとって必要なのは、常に新しい攻撃目標。選挙というオフィシャルな場では、彼の手法の限界も見せたかも。選挙戦が終わった途端に

「西平氏にではなく、市職員組合に負けた。今回の選挙は彼らの力が大きかった」

とさっそくかましているし、

「選挙で市民が成長したと思うか?」との質問に
「成長した部分もあれば、だまされた部分もある」
誰がだましたのか問うと
あんたたち(報道陣)」と語気を強めた。(毎日)

なんて記事も、いかにも彼らしい。さて、問題はこれから。議会までリコールされている以上、竹原氏の次の一手はいろいろと考えられる。本人が出馬することだって可能だし。さあ、次の敵はなんだ。

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