2021年6月児童手当号「改正児童手当法」はこちら。
ある政治家の話をします。なかなか波乱万丈の経歴の持ち主。
靖国神社に銅像がある大村益次郎の遠い親戚。皇后や長島三奈が出た完全中高一貫校を中退してアメリカのハイスクールを卒業。大学には帰国子女枠で入学。卒業後、帝国ホテルに就職。
26才で県議に当選(当時の史上最年少)。今度は国政に転じ、郵政民営化に反対して離党。復党後に総裁選に何度もトライしようとするが推薦人が集まらずに断念。そして今年……
もうおわかりですね。野田聖子議員のことです。こども政策担当相となった彼女はこう語っています。
「残念ながら自民党の中では『こども』というワードはなかなか使ってもらえません」
……道は険しそうです。
ところで、こどもというワードをあなたはどう表記しますか。「子ども」「子供」「こども」とありますが、文部科学省の公文書はすべて「子供」に統一されているとか。
そもそも「供」という字には「供をする」という言葉からもわかるように、子が大人の従属物のように感じられるという意見があったことから「子ども」の使用例の方が多かったと言われています。しかし「子供」にはそんな差別的な意図はないと2013年当時の文科相だった下村博文氏が主張し、現在にいたるというわけ。
この下村氏と野田大臣の政治的立ち位置は極端に違っているので、少子化対策をライフワークとしている大臣は、下村氏に代表される勢力との折衝に忙殺されるでしょう。
ということで本日のあなたの児童手当の額は,000円です。
本日の画像は「パンケーキを毒見する」(2021 スターサンズ)
封切りは7月末。つまりは東京オリンピックに合わせてこの“前首相”をコケにした映画は公開されて大ヒット。むやみに面白いです。それにしても、あの頃はまさかこんな展開になるとは思わなかったなあ。
2022年2月児童手当号「もう1回10万円の話を」につづく。
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