事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

マイベスト2007~読書篇

2009-01-12 | 本と雑誌

Photo 08年のベストの前に、07年のをアップしていなかったのでご紹介します。

 07年に読んだ本は127冊。映画と同様これまたいっきに減少した。だいたい芋焼酎を飲んでから本を読もうって根性がまず間違ってますが。

 ではジャンル別にベストを。

【ミステリ】

隠蔽捜査」今野敏著

……「警官の血」(佐々木譲)「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎)の、どれがベストでも文句はない。ほぼ1/3が警察小説だったわたしの2007年を象徴しているような結果かな。なにしろ去年一年だけで今野の
「残照」
「陽炎」
「硝子の殺人者」
「警視庁神南署」
果断
「レッド」
「半夏生」
「虚構の殺人者」
「白夜街道」
「二重標的」
「曙光の街」
「ICON」
「リオ」
これだけ読んでいるのだし。

先月、身体中が痛かったのに伊坂幸太郎だけは読み返せるという彼のリーダビリティもすごいけれど。

01 【非ミステリ】

星新一 1001話をつくった人」最相葉月著

……かなり暗い話ではある。クールで、洒脱なショートショートを作りつづけた星新一の、実は屈託の多い人生。後継者が結局うまれなかったワン・アンド・オンリーであることは、偉業として評価されても、星にとって最大の痛恨事だったのではないだろうか。再評価の引き金になったことも含めて、最相の仕事はすばらしかったと思う。「絶対音感」も読ませるのでぜひ。

 次点は
しゃべれどもしゃべれども」(佐藤多佳子……「一瞬の風になれ」を読んでないのでおそるおそる)

作家の値段」(出久根達郎)

「シーラブズユー 東京バンドワゴン2」(小路幸也)

あたりかな。「中原の虹」(浅田次郎)を完読していたら、いっきにベストにもっていったかもしれない。

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