事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ピーコ伝」 杉浦克昭+糸井重里

2008-10-05 | 事務職員部報

Book_peakoden 人生相談はよく言われるように「(相談を)すると決めた時点で相談者はある程度悩みを抜け出せている」のだと思う。回答者はその後押しをするだけだと。

だよなあ。そうでもなければ回答者はよほど腹をくくっていなければならないもの。わたしが近ごろまっとうな回答者だと思うのは朝日新聞におけるピーコ。フリークス扱いされることの多い彼の回答は、なるほど、とうなずけるものばかりだ。

男しか愛することができず(でもセックスはしていないんですって)、片眼を失い、死線をさまよった彼だからこそ語れるものがあるんだろう。いや、美輪明宏、細木数子などと並べてみれば、フリークス、異形のものにこそ心情をあからさまに話せるという心理が、われわれのどこかにはたらくのかもしれない。インタビュアーとしての糸井重里もすごい。

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