事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2011年1月号「草葉の陰で……」

2011-01-19 | 明細書を見ろ!(事務だより)

Ruriko03 2010年12月号「山形県で中高年であることPART2」はこちら

……田中角栄は泣いていることと思います。自分の孫(つまり真紀子の息子)のためにつくりあげ、小中学校教員の人材確保の意味合いもあって支給が開始された義務教育等教員特別手当。これが今月から大幅に減額されているからです。

 これまでは、給料のほぼ3.8%が支給されていましたが、まず3.0%に減額され、去年は2.2%までダウンしました。そして今日からはほぼ1.5%に。

 昨年のダウンが最終措置だったはずなのに、またしても下げられた背景には、公務員の人件費抑制策のひとつとして“みんなが均等にもらう手当”は縮減させやすかった事情があるのだと思います。同様の意味合いで、特別支援学級担当者の調整額も減額されています。

 もうちょっとしんどい話を続けてもいいですか。

 

年末調整を特集したときにもお知らせしたように、今年から16才未満の扶養控除と、16才から18才までの上乗せ控除がなくなりました。そのため、毎月控除される(源泉徴収される)税額がその人の場合は増えて、手取りの減少につながっています。

 でも。でも、いいことだってあります。

 全員が該当しているわけではないので恐縮ですが、1月1日付で多くの人が昇給しています。実は『勤務成績が良好な人』は一年で4号給あがるのが基本。ところが、これまで山形県は1号抑制して3号しか上げてきませんでした。そのしばりもとけて今年から4号昇給復活。『特に良好な人』にいたっては8号というケースも。そうです、去年の明細書とくらべたら、何号上がったかで自分の勤務成績がわかる!……わけはなくて、いろんなオトナの事情が背景に。その事情を知りたかったら事務室へお出でください。小一時間ほど語ってさしあげましょう。

ぜんぜん関係ないけど画像は庄内映画村で撮影がはじまった「デンデラ」主演の浅丘ルリ子。わたしがいつも飲んでいる店のカウンターには共演の草笛光子がっ!

2011年2月号「内示」につづく

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