原作:エミリー・ブロンテ
監督:ウィリアム・ワイラー
音楽:アルフレッド・ニューマン
いわずとしれた、ヒースクリフの純愛と復讐の物語。エミリーという、姉シャーロッテの陰にいたかのようなかよわい女性が創りあげた、壮絶なまでの展開。英文学の真骨頂。わたしの世代にとってはケイト・ブッシュの歌の方がなじみ深いかも。あ、そうか。いまは「恋のから騒ぎ」のテーマソングってわけだ。
にしてもヒースクリフにはおそれいる。自らを傷つけながらも何もそこまで……わたしの妻は「ちょっとヒースクリフにはついていけないわ」とため息をついていました。
主役はローレンス・オリヴィエ。当時の彼はヴィヴィアン・リーとの熱愛のまっ最中。「嵐が丘」にもヴィヴィアンを起用してほしかったのにかなわず、イギリスから少し遅れて渡米した彼女を待っていたのが「風と共に去りぬ」だったのです。
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