事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」Godzilla: King of the Monsters

2019-06-08 | 洋画

前作の特集はこちら

「絶対、観てよね。エンドロールの最後までちゃんと観ないと」

先に見ていた事務職員仲間は主張。

「ちゃんと怪獣映画してたよ。すげー面白かった。」

初日に見た息子が報告。

「人間ドラマの部分が弱い、って評があって、あーこりゃ絶対に見なきゃって思いました(笑)」

同僚の勘は鋭い。

「あたし、ゴジラはしんどいわ。アラジンを見る」

ということで、鶴岡まちなかキネマにおいて夫婦で違う映画を観るという、まことにもってうちらしい展開に。

前作のストーリーはほぼ完全に頭から抜け落ちていて、でも全然影響はなかった。なにしろ怪獣たちのバトルと、米軍そのものであるモナークの戦闘描写がすばらしいので。

にしても、よく考えれば無茶な話なのである。核の恐怖の象徴だったゴジラを覚醒するために核兵器を使うとか、ゴジラの放射能を浴びた登場人物たちが全然平気だとか、あのオスプレイが大活躍するとか、サヨク中高年としては本来怒らなければいけない(笑)。しかし、作り手たちのゴジラ愛が横溢しているために、まあ見逃してやろうかと。

製作のレジェンダリー(中国資本)が気をつかったのは、本家東宝の「シン・ゴジラ」を経過して以降、最初のゴジラだということだろう。ちゃちい作品には絶対にできない。

でもだからといってもうモスラもキングギドラもラドンも使っちゃうの?もったいない気もいたしますが、モスラの神秘性や、キングギドラが宇宙怪獣である設定もきちんと継承してあってうれしい。

だいたい、ヒロインが「マイレージ・マイライフ」で“お昼の国内線の機内でセックスをしたことのある女”ヴェラ・ファーミガだし、チャン・ツィイーが双子だって設定も気合い入ってる。

前作では何のためにいるのかわからなかった芹沢博士(渡辺謙)のあつかいといい、エンドロールの最後に出てくるのが山形県酒田市の人間には泣ける人だったことといい、必見ですこの映画。

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